「知らなかった」では済まされない!救急救命士国家試験の分析からわかる勉強方法

こんにちは、空飯です。

今回の記事は救命士の目指す人(勉強している人)に見ていただきたいです。

救急救命士国家試験の勉強方法について考察した記事となってます。

救命士国家試験の勉強はがむしゃらにするのはよくありません。

まずは「国家試験に出てきやすい問題はどの分野か?」を本質的に理解してから勉強に取り組んだ方が効率がいいです。

国試では毎年出題傾向が強い分野があります。

出題されやすい項目を集中して勉強することが大事です

出題数が過去3年間で多かった順にまとめました。

また、その項目が救命士テキストのどのページに記載されているかまとめてあります。

どこの分野を特に勉強するべきか?」の話を中心に勉強方法の解説をしたいと思います。

そもそも救急救命士国家試験の合格率って??

このようになっています。

注目すべきは第39回から「ショック」、「循環に関する観察・処置」、「拡大2行為の適応判断」、「処置の要領」、「標準的プロトコル」に関する問題が増えたことです。

空飯
平成26年から拡大2行為が実施されるようになったことで、国試でも第39回(平成28年)から出題されるようになりました。

救命士の勉強量もどんどん増えています。

救命士の医学知識はこれからもっと高度になっていきそうです。

ただし、グラフから分かる通り合格率はそこまで変動していません。

しっかり対策をすれば合格できるようになってます。

ポイントは次から話す「どの分野を集中的に勉強する必要があるか?」ですね。

国試出題数ランキングベスト15

第39回から第41回までの国試出題問題を分析してどの問題が出やすいかわかりました。

今まで出題された問題の3回分の国試の合計数からランキングにして発表します。

分野名 救命士テキスト9版ページ 出題合計数(第39回〜第41回)
1位 神経系疾患 710〜728 19
2位 循環系疾患 747〜774 18
2位 救急蘇生法 544〜560 18
4位 ショック 604〜615 17
4位 循環に関する処置 491〜514 17
6位 循環に関する観察 442〜455 16
6位 小児に特有な疾患 858〜880 16
8位 呼吸系疾患 729〜746 15
9位 心肺停止 624〜633 14
10位 消化系疾患 775〜788 13
10位 妊娠・分娩と救急疾患 894〜909 13
10位 呼吸に関する処置 456〜490 13
10位 全身状態の観察 401〜415 13
14位 胸部外傷 984〜991 11
15位 呼吸に関する観察 438〜441 10
15位 心不全 598〜603 10
15位 代謝・内分泌・栄養疾患 799〜815 10

予想通り、現場で大切になってくる観察や処置、命や社会復帰に直結する疾患が出題傾向として強いです。

上記の表を重点的に勉強するべきです。

これら1つでも苦手分野があれば克服しなければなりません

 

ではどのように苦手分野を克服するか?

私がオススメしたいのは「ゴロ合わせ」による勉強です。

ゴロ合わせではその分野が苦手であろうが、得意であろうが関係ありません。

右脳と左脳の両方をうまく活用して効率よく大事な箇所を覚えることができます。

ここからは上記15位までの大事な分野をゴロ合わせでまとめて行きます。

つまり、ここで掲載されているゴロ合わせは国試で必ず役立つということです。

ぜひ活用ください。

救命士国家試験で出題傾向の強い分野のゴロ合わせまとめ

1位神経疾患

2位循環系疾患

同率2位救急蘇生法

ゴロなし

4位ショック

ゴロなし

同率4位循環に関する処置

ゴロなし

6位循環に関する観察

同率6位小児に特有な疾患

8位呼吸系疾患

9位心肺停止

ゴロなし

10位消化系疾患

同率10位妊娠・分娩と救急疾患

同率10位呼吸に関する処置

同率10位全身状態の観察

14位胸部外傷

ゴロなし

15位呼吸に関する観察

ゴロなし

同率15位心不全

同率15位代謝・内分泌・栄養疾患

 

救命士国家試験のための勉強方法アドバイス

救命士国家試験は優秀な人を数人選抜する試験ではないです。

救命士レベルではない人を除外するための「ふるいにかける試験」です。

つまりみんなができる問題はしっかり解く

みんなができない問題は無理に解く必要はないってことです。

出題数の多い分野の問題は好き嫌いなく解く必要があります。

ですから上記表1位から15位までの分野は確実に点をとれるように仕上げましょう!

勉強の効果を4倍に上げる方法

例題

心臓の機能について正しいのはどれか。1つ選べ。

1.Ⅰ音は動脈弁の閉鎖音である。 ×房室弁
2.頻脈になると収縮期が短縮する。 ×拡張期
3.Ⅲ音は心不全時に聴取できる。 ○生理的や僧房弁閉鎖不全症でも聴取できる。
4.僧房弁の開放が収縮期の始まりである。 ×閉鎖
5.拡張期に肺動脈弁は開く。 ×房室弁

たとえば上記のような「正しいものを選べ」という問題が出題されたときは

他の選択肢は何が間違っているのか?」を調べるのが大事です。

誤答肢も造語ではなく基本的に救命士テキストに記載されているものです。

誤答肢の間違い部分を正す作業が周辺知識を養います。

これをやってない人とやっている人では同じ課題をこなしても4倍の勉強量の差が生まれます。

しかも、その分野で大事な箇所を集中的に覚えられるので、問題の本質的理解につながります。

「間違っているものを選べ」という問題では…

回答以外の選択肢は「正しいことを言っている」ということになります。

つまり、回答以外の選択肢を覚えることが4倍の勉強量をまたしても生むのです。

回答以外の選択肢を大きめの付箋などに書いてまとめていき、部屋中に貼って覚えるとさらに効率的です。

覚えきった付箋はファイルに貼り付けてまとめていきましょう。

 

救命士国家試験勉強方法のまとめ

  • 「正しいものを選べ」では他の選択肢は何が間違っているのかテキストを使って調べる。
  • 「間違っているものを選べ」では回答以外の選択肢を付箋に書いて覚える。
  • 回答率の高い問題は絶対に間違わないようにする。
  • 回答率の低い問題を頑張って勉強して解けるようになる必要はない。(苦手をなくす方に力を入れる)

まとめ

空飯

救命士国家試験はテキストを全て理解する必要はありません。
(ちょっと語弊があるのですが^^;)

何が言いたいかというと「特に大事な箇所を集中的に学習する」必要があります。

問題に出たことのないような箇所は覚える必要がないということです。

まずは国試に受かるレベルになるのが大事なので、国試に関係ないようなところを覚えるのは非効率です。

逆に今回話した出題傾向が高い箇所はしっかり勉強する必要があります。

出題傾向が高い分野を確実に回答できるようにすることが効率的な勉強です。

しかし、国試に出なくても現場で大切になってくる分野もあるでしょう。
(そもそも救命士テキストに載っている時点で救命士にとってはなんらかの形で必要な情報)

そういうところは国試合格レベルになってから学ぶべきです。

研修中に座学を現場目線で学ぶことをオススメします。

あとは各所属に帰ってから勉強して行きましょう!

まずは国試合格レベルになることが大事なので、今回の内容を頭に入れ、意識しながら学習すると効率よく勉強を進めることができますよ^^

参考文献

厚生労働省 第41回救急救命士国家試験の合格発表

プレホスピタル・ケア第31巻第3号(通巻145号)26~31ページ
第41回救急救命士国家試験の出題分析について(武本洋典)

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