
- 救急救命士国家試験の難易度は簡単ではない
- 合格率が高いからといって簡単ではない
- 必修問題をしっかり解ければ合格できる

救急救命士国家試験ってどのくらい難しいの?
救急救命士になるのってかんたん?ムズカシイ?
どうなのかな?

救急救命士の難易度を客観的にお伝えするね!
実際に消防士になってから国家試験を受けて、救命士をやった経験を交えながら話してくよ。

救急救命士国家試験の難易度は?
救急救命士として働くためには、年に一度実施されている救急救命士国家試験に合格することが必要です。
ただし、この試験には受験資格があり、それを得るためには所定の救急救命士養成校に2年以上通うか、消防署での5年間の勤務+半年間の研修が必要となります。
難易度は消防士にとって普通に難しいです。
空飯は平成27年に実際に国試を受けております。
そんな経験者の僕からの難易度をお伝えします。


救急救命士国家試験は難しい
難しいか難しくないかと言われれば難しいです。
ただ、それは何と比べたかによります。
人によっては難しいと感じるかもしれないし、難しくないかもしれないと感じるかもしれません。
僕が今まで受けてきた試験と比べてみます。
救急救命士国家試験を他の資格と比較してみる
危険物取扱者乙種
絶対救急救命士国家試験の方が難しいです。
比べるまでもありません。
消防設備士乙種
同上
地方公務員試験
うーん。いい勝負ですね。
ただタイプがちがいますからねー。
地域性でも難しさが違います。
僕が経験した感じだと地方公務員試験と同じくらいかな?
東京消防庁Ⅲ種公務員試験
うーん。いい勝負ですねー。
個人的には東京消防庁の試験の方が難しいです。
(倍率的にも考えるとね)
勉強量的にはいい勝負だと思います。
県庁高卒公務員試験
これは県庁の試験の方が難易度は高いですね!
つまり公務員試験を乗り越えらえられる人は救急救命士国家試験も合格できるポテンシャルを持っていると言えます。
比較まとめ
やっぱり比べると難しいですね。
舐めて受験すると救急救命士国家試験はまず合格しません。
しっかり勉強すれば受かると思います。
養成所や研修所を卒業できるのならまず落ちません。
大切なのはそれらの施設に行くまでにどれだけ勉強できるかです。
研修施設に入ってから勉強に追いつけなくなるとマジでノイローゼになってしまいます。
独学でどこまで成績を上げられるか。
これが大事ですね。
(おそらく先輩は「テキストを読め」ってしかアドバイスしてくれないだろうし・・・)
養成所に入る予定の人は国試より
「養成所でやっていけるだけの学力をつける」
ことに注力したほうがい良さそうです。
研修所、養成所のアドバイスはこちら。
救急救命士国家試験を体験したからわかること
合格率と合格基準
【難易度は高い】合格率に騙されるな!
難易度は高い。90%あるのは母体数が本気で勉強している人しか受けない試験だから。ちなみに医師国家試験も合格率90%。
公務員試験のように玉石混合ではないです。全てがある程度本気で時間、労力、お金をかけて臨んで90%の合格率です。
消防士の合格率は99%だが・・・
- 研修所・養成所がレベル高い
- 国家試験を受ける以前に研修所・養成所でついていけなくなる
- 試験すら受けられない→受かる人しか受けない→合格率が高い
- そもそも研修所・養成所も署内選考で選ばれた人でないと原則行けない
研修所・養成所がレベル高い
普通にハードスケジュールかつレベルの高い知識が求められます。
入校初日から「この問題、はい、君答えて」と言われる始末です。
事前知識なしではかなり苦戦します。
国家試験を受ける以前に研修所・養成所でついていけなくなる
研修所はある程度救急のレベルが必要です。
国試を受ける以前に定期テストでついていけなくなってしまいます。
その場合は全てを差し置いて勉強に明け暮れることになります。
試験すら受けられない→受かる人しか受けない→合格率が高い

つまり消防士の救命士国家試験の合格率が高いカラクリは
ふるいにかけられて、受かる人しか試験を受けないから合格率が高い
ということですね。
- 第1の関門:消防署での署内選考
- 第2の関門:研修所での定期試験
この2段構えがあるので消防士の救急救命士国家試験の合格率は高いのです。
決して国家試験が簡単だからじゃありません!
そもそも研修所・養成所も署内選考で選ばれた人でないと原則行けない
そもそも論として各消防署の署内選考を突破する必要があります。
消防署によってはないところもあります。
「君、来年救命士ね」
みたいな。
署内選考はある程度救命士志願の倍率がある消防署で行われます。
お互いに勉強し合うので気合が違います。
また、指名されて救命士に行く方もプレッシャーが半端じゃないです。
だから結果として本気で勉強します。
「救急救命士にならないと消防署にいられなくなる」というプレッシャーを受けています。
覚悟が違います。
そりゃ命がけで勉強しますわな^^;
消防士=養成所入った時点でほぼ合格
そもそも研修所・養成所がレベル高い。
研修カリキュラムも分単位のスケジュールでかなり大変です。
そこに優秀な教授陣がいますのでとっても学力が上がるのです。
例えるならジェットーコースターです。
乗ったら過程はどうあれ誰でもゴールできる。
落ちなければね。
専門学校=真面目に勉強しなきゃ普通に落ちる
一方専門学校は消防士ほどのプレッシャーはありません。
勉強するもしないも自分次第です。
意識の高い人はもちろん受かるでしょう。
しかし、専門学生というのは全てが全て意識が高いわけではありません。
「まっ!なんとかなるっしょ」
的な考えで勉強をサボっている学生が国家試験に落ちてしまうのです。
(もちろん本気で勉強している人で落ちてしまう人もいます)
難易度は年によって変化する?
確かに難しいと言われる年と比較的簡単と言われる年があります。
都市伝説で
- 去年が難しかったから今年は簡単
- 試験範囲が変わったから今回は比較的簡単
- 前年度の合格率が高かったから今年は比較的難しい
などの話はありますが裏付けがありません。
実際分析したことがないので、僕はなんとも言えませんね。
難しいくても簡単でも必修問題さえしっかり解ければ国試は受かります!
どのくらいの勉強が必要か?
普通に勉強するなら1年間3時間くらいは必要なのでは?
99サロンの効率の良い勉強方法なら1年間あれば一日1時間でも合格できます。
自分のレベルを上げて難易度を下げる
勉強方法を学ぶ
この記事は救急救命士国家試験を受ける予定の方が見ていると思いますので、勉強方法についてアドバイスです。
これら3つの記事では救命士の勉強方法について学べます。
間違った勉強方法、結果の出ない勉強をいくら頑張っても意味がありません。
努力しまくっても間違った方向に全力を出しても目的は達成されません。
これほど悲しいことはありません。
救命士国家試験に落ちる原因
国試に落ちる原因を把握しておくことは大切です。
この記事では国試に落ちる原因を突き詰めています。
逆に言えば落ちる原因を予防しておけば必ず受かるということですね。
合格基準は必修8割!8割とるための勉強方法
救急救命士国家試験の合格基準は通常問題6割、必修問題8割を取ることです。
中でも必修問題8割が重要。
理由は通常問題で6割を切る人はほとんどいないから。
だったら必修問題8割を取れる勉強をすれば国試は受かります。
救急救命士国家試験の必修問題で8割とる具体的勉強方法を知りたい方はLINEメルマガをオススメします。
たぶん日本一具体的な勉強方法が学べますよ。
ゴロ合わせや持ち運べる問題集、音声教材などももらえるのでお得です。
まとめ
- 救急救命士国家試験の難易度は簡単ではない
- 合格率が高いからといって簡単ではない
- 必修問題をしっかり解ければ合格できる

消防士さんの頑張りがすごいから合格率が高いんだね。
しっかり勉強することが大切だとわかったの。

決して簡単な試験じゃないんだよ。
まずは必修問題を完璧に解けるように勉強しようね!
過去問の必修問題でわからないところがあるようでは勉強不足だよ。
対策さえしっかりすれば必ず合格できる試験だから、血小板ちゃんもファイト!

気を抜かないで勉強頑張るの!
追伸
空飯はインターネット上の活動だけではなく、実際に学校等に講師として出向させていただいてます。
無料出張講義ボランティアなので、
「生徒にもっと詳しく教えてあげてほしい」といった先生がいればこちらから連絡ください。
全力で日本の救急レベルを上げるために貢献させていただきます。
空飯の信念は
「全国の救命士、救急隊がもっと幸せになること」
「全国の救急レベル向上」です。
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さっそく結論ですが、救急救命士国家試験の合格基準は
今回の記事では不合格の理由も学んでおきましょう!