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【NCPR】テストに1日勉強で合格した方法とは?【過去問題あり】

NCPRとは

 

救急救命士のテキスト語呂合わせ

こんにちは、救命士の空飯(→プロフィール)です。

先日、NCPRを受けてきました。

救急隊として活動していてもあまり経験することがない「新生児」対応。

こちらの講習会では「新生児蘇生法」を詳しく学べ、とても勉強になりました。

試験には一発合格したのですが、勉強は前日しかしていません。

ここでは「どのような勉強をすると少ない学習時間で一発合格できるのか」コツを伝えたいと思います。

NCPRとは

NCPRとはすべての周産期医療関係者が要準的な新生児救急蘇生法を体得して、すべての分娩に新生児の蘇生を開始することのできる要員が専任で立ち会うことのできる体制を実現することを目標にしている。

簡単にいうと「生まれた赤ちゃんの対応を学べます」
参考サイト 新生児蘇生法普及事業

 

NCPR1日で合格ラインにするには?過去問題を解け!

ずばり、「問題」を解きまくることです。

この講習会はJPTECの試験などと同じで、
試験者を落とすための試験ではありません。

ですから、しっかり問題を解いていれば受かります。

 

まずはテキストを見ないで問題をひととおり解いてみましょう!
間違えるのは当然です。

しかし、気にしないのがポイント。

わからない用語も出てきますが気にせず解きすすめましょう!

 

一通り解き終わったらざっとテキストを見ます。

「へー、CPAPってこういうのか」

などと頭に入りやすくなっているはずです。

 

2週目以降「問題を解く」→「テキストの対応ページを見る」を繰り返しましょう。

これだけで結構な確率で受かります。

 

テキストを1からノートに書いたりして勉強するのは非効率的ですよ。

それより多くの問題を解くことが合格の近道です。

 

問題を解いてはテキストを見て、問題を解いてはテキストを見て…

と、繰り返すと完璧ですね!

 

【重要】NCPRアルゴリズムを理解すること

また、問題だけでは全体の流れや処置の方法がわからないので「NCPRアルゴリズム」はしっかり把握しましょう。

NCPRアルゴリズム出典 http://www.ncpr.jp/guideline_update/2015summary.html

実技でも重要になってきますし、なによりNCPRの本質です。

現場でも活用できるのでしっかり押さえましょう。

逆に、アルゴリズムさえしっかり理解できれば8割OKです。

 

NCPRの勉強方法まとめ

1日で合格するための具体的な学習方法
  1. アルゴリズムを把握する
  2. 【1回目】一通り過去問を解く
  3. 全て解いたらテキストを軽く見る
  4. 【2回目以降】過去問を解く
  5. 対応のページを見る…
  6. 4,5を繰り返す
とにかく、過去問さえしっかりマスターすれば必ず受かります!

 

NCPR過去問題はテキストを参考に

迷い人
過去問は何を参考にすればいいの?
空飯
過去問はNCPRテキストに載っています。

参考までに当サイトにも載せておきました。

これでどこにいてもスマホで勉強できますよ。

当サイトの過去問を徹底的にやってもだいぶ合格率は上がると思います。

しかし、本質的な知識とは言えません。

やはり、テキストは必須なので購入しておきましょう!

合格するだけが目的ではなく、あくまで新生児救命法を学ぶことが目的なのをお忘れなく。

わからない問題はテキストを読んで知識を深めると良いでしょう。

 

これだけでNCPR合格ライン!2つのNCPR勉強方法

【方法その1】ひたすらNCPR過去問題を解く

実際、自分がやった方法です。

ひたすら問題を解いて、対応しているページを見る。

これを繰り返します。

そして、問題を暗記できるまで解きましょう。

問題数も30題しかないので簡単です。

問題を暗記できるくらいまで勉強した後にようやくテキストを読み始めます。

この方法だと、より深く文章が入ってきますよ。頭に。

 

なぜ問題を解くことにこだわるのか?

テキストを隅から隅まで読んでから問題を解く人っていますよね?

あれは間違いです。

正確には間違いではないのですが効率が悪いです。

今回の目的をまずは考えてみましょう。

目的は、NCPR合格。

さらには、新生児心肺蘇生法を学び、救急現場に活かすこと。

ですよね?

ならば、テキストを読み込むのは効率が悪すぎます
(テキストは要所要所で読みます)

たとえば、

骨髄針による骨髄内

臍帯静脈挿入が容易ではなく、術者に骨髄針の経験が十分にある場合には、骨髄針使用による骨髄内投与を行ってもよいとされている。

引用 NCPRテキスト

新生児を毎日のように相手にするようであれば大切な知識です。

しかし、私たち救急屋にとっては無用な知識です。

さらに、 これを覚えたところで試験に出る確率は低いです。

したがって、今回の講習の本質的な部分ではないことが理解できたかと思います。

 

我々の目的は「傷病者に対し、適切な病院まで適切な処置を行い搬送すること」です。

この目的に、骨髄針などは関係ないのです。

では、私たちにとって本当に必要な知識とはなんでしょうか?

 

それは

「新生児に対する心肺蘇生の方法と手順」です。

 

ここを極めることが大切です。

ここさえはき違えなければ最小限の勉強量と最短時間で合格できるでしょう。

 

【方法その2】NCPR過去問題を録音→聞く

この方法は本当に時間がない人に効果的です。

まずはiphoneなどの録音アプリで問題を録音します。

具体的には

「1問目、処置後呼吸が見られない場合…どれか。

1番〇〇2番〇〇…5番〇〇。

答え5番〇〇

2問目…」

という風に、録音していくことです。

答えは番号だけでなく、最後まで録音することがコツです。

番号だけ録音しても「あれ?5番ってなんだっけ?」となりますからね。

 

これを何か作業しているとき、通勤中、会場に向かっている途中などに聞きまくることです。

暗記するくらい聞けば、当日の学習だけでも深い知識になるはずです。

隙間学習で十分です。

 

NCPR合格ラインになるための要点まとめ

NCPRの要点をまとめました。

問題を解く前に学習しておきましょう。試験対策としても、現場対策としても使えます。
要点一覧
  • 初期措置後呼吸なし→二次性無呼吸疑いで人工呼吸!
  • 出生直後の評価3つ。早期児 弱い呼吸(啼泣) 筋緊張低下
  • ルーチンケア3つ ふき取り 保温 気道開通
  • 吸引 8-10Fr 口→鼻 口腔~咽頭 100mmHgを超えない
  • 気道確保 スニッフィングポジション
  • アルゴリズム 出生直後評価→ルーチンケア→蘇生初期処置→蘇生初期処置後評価→人工呼吸→胸骨圧迫→薬物投与→酸素投与→蘇生管理(低体温療法・血糖管理)→蘇生中断
  • 心拍評価は初期処置後実施。胸部の聴診、心電図モニターで行う。
  • 人工呼吸は1秒に1回(40~60/分推奨)を超えないように行う。
  • 両母子法第一選択。二本指法は両手使う。臍帯カテーテル=二本指法。
  • 胸骨圧迫、人工呼吸は3対1。1サイクル2秒。30秒ごとに評価。
  • 有効な人工呼吸を行っても心拍60/分未満の時は胸骨圧迫の適応。
  • 胸骨圧迫(人工呼吸連動)を30秒行っても心拍60/分未満の場合アドレナリン投与適応。
  • アドレナリン投与は経静脈推奨。投与後はライン内を生理食塩水でフラッシュ。
  • 新生児蘇生の第一選択薬物はアドレナリン。

 

この要点一覧は試験後も使えます。

実際の分娩救急出動時です。

なぜなら、新生児救急に対する要点集となっているからです。

携帯に保存するなり、印刷するなりして活用していただければ幸いです。

 

NCPRテスト問題30問

NCPR問題集を作りました。

外出中にでもこのページをブックマークして勉強できます。

さらに、パソコンやタブレットで問題を解きながらテキストをみるとはかどりますね。

答えに対応ページ記載(例p47ならテキストの47ページに詳しく答えがあるという意味)

空飯
※↑対応ページは2015版のテキストページです。現在のテキストは2020版なので参考までって感じで。(とはいえそこまで変化はないと思いますが・・・)
過去問30問

 

1初期処置後、呼吸が認められない場合は(A、一次性無呼吸 B,二次性無呼吸)の可能性を考え、(C,より強い呼吸刺激 D,酸素投与 E,人工呼吸)を行う。正しい組み合わせは?

1.A、C
2.A、D
3.A、E
4.B、D
5.B、E

 

 

答え5 p47
吸引や気道開通、呼吸刺激で呼吸が出現しない場合は二次性無呼吸の可能性が高い。
人工呼吸を早期に行う。

 

2出生直後の評価項目として正しいのはどれか?

A,筋緊張B,羊水混濁C,チアノーゼD,呼吸、啼泣

1.A、B
2.A、C
3.B、C
4.C、D
5.A、D

 

 

正解5 p46
出生直後の新生児は1早期児2弱い呼吸、啼泣3筋緊張低下の3項目のうちの1つでも当てはまれば蘇生ステップに移行する。

 

3ルーチンケアで誤っているものは?

1.保温
2.気道開通
3.酸素投与
4.羊水のふき取り
5.濡れたリネンの交換

 

 

答え3 p49
酸素投与は蘇生のステップに入った場合に検討。

 

4蘇生の初期処置で、羊水が清明な場合の吸引処置として正しいのは?

1.気道吸引は全例行う。
2.吸引は口、鼻の順で行う。
3.吸引圧は100kPaを目安にする。
4.咽頭から食道まで吸引する。
5.吸引チューブは5Fr以下を使用。

 

 

答え2 51
正期産児では8-10Frのカテーテルorバルブシリンジを使用する。
吸引の基本順は口・鼻の順。口腔から咽頭まで行う。
吸引圧は100mmHg(13kPa)を超えないようにする。

 

5気道開通で正しいのはどれか?

1.側臥位も有効
2.強い後屈位が有効
3.頭の下に枕状のものを入れると良い
4.ラジアントウォーマーの頭側を上げると良い
5.スニッフィングポジションをとらせると良い

 

 

答え5 p51
気道開通には軽い後屈位でスニッフィングポジションが有効。肩の下に枕を入れるのも有効。

 

6初期処置後の評価はどれか

1.反射
2.呼吸
3.血圧
4.筋緊張
5.酸素化

 

 

答え2 p55
初期措置後、心拍と呼吸で児の状態を評価し、その後の処置を判断。

 

7心拍評価に関して正しいのはどれか。

1.出生後、ただちに評価する
2.触診で正確に評価できる
3.聴診器での評価は推奨されない
4.心電図モニターも利用可能である
5.パルスオキシメーターは直ちに心拍を表示する

 

答え4 p55
出生直後は1早産児2弱い呼吸3筋緊張低下を評価。
蘇生ステップに入るか判断。
心拍評価は初期処置後に実施。胸部の聴診が推奨される。
心電図モニターも有用

 

8無呼吸に対する処置で正しいのはどれか。

1.初期処置は省略しても良い
2.人工呼吸中も皮膚刺激は続ける
3.体動があるまで人工呼吸を続ける
4.出生から60秒以内に人工呼吸を開始する
5.初期処置後の心拍が60/分未満のときはまず胸骨圧迫を行う

 

答え4 p58
人工呼吸を行っても心拍60/分未満の場合は人工呼吸と胸骨圧迫を行う。
9人工呼吸の器具について誤っているのはどれか。

1.Tピース蘇生装置はPEEPをかけることができる
2.自己膨張バックは酸素供給源がなくても使用できる
3.流量膨張式バッグはバッグを通じて肺の硬さを感じやすい
4.ラリンゲアルマスクエアウェイは正期産児の気道確保手段として有用である
5.自己膨張式バックはマスクが顔に密着しないとバッグが膨らまない

 

答え5 p61
ちなみに、ラリンゲアルマスクエアウェイは在胎34週以上の児において、フェイスマスクの換気がうまくいかない場合の気管挿管に代わる気道確保手段である。

 

10単独で人工呼吸を行う場合の回数はどれか

1.10~20/分
2.20~40/分
3.40~60/分
4.60~100/分
5.100~120/分

 

 

答え3 p68
40~60/分推奨。1秒に1回を入れる。超えないように注意する。

 

11人工呼吸をしても胸が上がらない場合の原因は。考えられるものはどれか。

1.口腔内の分泌物
2.換気圧が不十分
3.マスクの密着の不十分
4.気道確保の体位が不適切
5.上記全て

 

 

答え5 p71

 

12胸骨圧迫で誤っているものはどれか

1.胸骨の下1/3を圧迫
2.両母子法、二本指法とも両手を使う
3.両母子法は二本指法より疲労度が少ない
4.胸郭の前後径の1/3がへこむよう圧迫する
5.臍帯カテーテル留置の際は両母子法が有用

 

 

答え5 76
臍帯静脈へのカテーテル留置の際は二本指法が有用。
二本指法は実施時、もう片方の手は時の背部に差し入れる。
両母子法が第一選択。

 

13胸骨圧迫について正しいのはどれか

1.1サイクル2秒で行う
2.60秒ごとに評価する
3.圧迫・換気比は4:1で行う
4.二本指法が第一選定
5.心拍100/分未満が適応

 

 

答え1 p76
比率は3:1で胸骨圧迫3回に人工呼吸1回を行う。
1サイクルは2秒。
30秒ごとに心拍評価。(人工呼吸は継続)
有効な人工呼吸を行っても心拍60/分未満の時は胸骨圧迫の適応。

 

14胸骨圧迫を継続するかどうかの評価はいつ行うか。

1.筋緊張回復後
2.自発呼吸再開後
3.中心性チアノーゼ消失後
4.Apgarスコア5分値の評価後
5.胸骨圧迫を開始して30秒後

 

 

答え5 p78
胸骨圧迫(人工呼吸連動)30秒後心拍評価して判断。
心拍60/分以上の場合は胸骨圧迫中止。
人工呼吸を継続して呼吸の確立をめざす。

 

15アドレナリンについて正しいのはどれか。

1.経骨髄投与は禁忌
2.気管内投与が原則
3.胸骨圧迫開始と同時に投与
4.静脈投与後は生食フラッシュが必要
5.投与後は反応を見るために胸骨圧迫を中断

 

 

答え4 p82
胸骨圧迫(人工呼吸連動)を30秒行っても心拍60/分未満の場合アドレナリン投与適応。
人員不足の場合は胸骨圧迫を中断してまで行うべきではない。
経静脈推奨。投与後はライン内を生理食塩水でフラッシュ。

 

 

16循環血液量増量薬について正しいのはどれか。

1.急速静注する
2.投与量は1mL/kg
3.生理食塩水が推奨される
4.気管内投与も可能
5.最初に投与する薬物である

 

 

答え3 p83
新生児蘇生の第一選択薬物はアドレナリン。
循環血液増量薬は生理食塩水、乳酸リンゲル液が推奨される。
なお、循環血液増量薬の気管内投与は禁忌。

 

17早産児のCPAPについて正しいのはどれか。

1.100%酸素で開始する
2.心拍100/分以下で適応となる
3.圧は8cmH2Oが目標
4.Tピース蘇生装置では行うことができない
5.自発呼吸があれば人工呼吸の前に試みるとよい

 

 

答え5 p86
自発呼吸のある早産児では人工呼吸の前にまずCPAPを行うことが推奨される。
CPAPは低濃度の酸素が用いられる。(21~30%)
一方、無呼吸、または、心拍数100/分未満の場合は人工呼吸の適応。

2018.9.23更新
助産師のひかりさんからのご指摘で問題が間違っていることに気がつきました。
17問は「CPA」と当初記載されていましたが、正しくは「CPAP」です。
記事修正しました。
ひかりさん、ありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。

 

18フリーフロー酸素投与の適応はどれか

1.無呼吸または心拍60/分未満
2.無呼吸または心拍100/分未満
3.中心性チアノーゼかつ努力呼吸
4.末梢性チアノーゼかつ努力呼吸
5.末梢性チアノーゼかつ筋緊張

 

 

答え3 p86
初期処置後→自発呼吸、かつ、心拍100/分以上の場合は呼吸の安定化ステップに移行。
その時、酸素化不良(中心性チアノーゼ)と努力呼吸を共に認める場合はフリーフロー酸素投与、またはCPAPを開始する。
無呼吸または心拍100/分未満なら人工呼吸を行う。

補足説明
※フリーフロー酸素とは 酸素マスクの代わりに流量膨張式バックを口元の付近に保持し、間接的に酸素投与をすること。
BVM(アンビュー・自己膨張式バック)では特殊なリザーバーをつけないとフリーフロー酸素投与はできない。

※CPAP(持続的気道陽圧)とは 成人の人工呼吸だと完全脱気しても良いが、新生児だと肺胞が水浸しで完全脱気すると再度膨らむのに大きな力が必要。
したがって、ある一定の圧(5~6cmH2OのPEEP。8cmH2Oを超えない)かけておく必要がある。
この圧をかけておくことをCPAP(シーパップ)という。
CPAPは空気で行う。

 

19正期産児で酸素濃度を上げるべき時はいつか。

1. CPAP開始時
2. 人工呼吸開始時
3.胸骨圧迫開始時
4. 出生3分でSpO290%
5.出生5分で末梢性チアノーゼあり

 

答え3 p79
正規産児では人工呼吸、CPAPとも空気で開始。
胸骨圧迫は酸素を使用した人工呼吸と連動して行う。

 

20体温管理での正しいのはどれか。

1. 早産児では室温を高めに保つ
2. 入院や入室時の体温の記録をつける
3.すべてのステップで体温維持に努める
4. 早産児では保温マットレスやプラシチックラップ包装などを組み合わせる
5.上記のすべて

 

 

答え5 p50 89

 

21新生児仮死の蘇生後に記録するのが望ましいのはどれか。

1.血糖値
2. 臍帯血pH
3.入室時体温
4. アプガースコア
5.上記のすべて

 

答え5 p89

 

22最も重要な蘇生手技はどれか。

1.酸素投与
2.CPAP
3.人工呼吸
4.胸骨圧迫
5.低体温療法

 

答え3 p12
新生児仮死の多くは呼吸不全が原因。

 

23気管挿管の適応はどれか。

1.長時間の人工呼吸
2.横隔膜ヘルニアが疑われる
3.バッグマスクを用いての人工呼吸で胸が上がりにくい
4.アドレナリン投与
5.上記のすべて

 

答え5 p98
人工呼吸適応のすべてのタイミングが気管挿管の適応。

 

24早産児の蘇生で誤っているのはどれか。

1.室温に留意する
2.臍帯結紮法に留意する
3.人工呼吸ではPEEPをかけない
4.人工呼吸は低濃度酸素からはじめる
5.自発呼吸がある場合はまずCPAPを行う

 

答え3 p111

 

25NCPRの蘇生教育で誤っているのはどれか。

1.継続学習が重要
2.知識と技術の取得が重要
3.日本周産期・新生児医学会が公認している
4.シミュレーション教育は取り入れられていない
5.国際蘇生連絡委員会のコンセンサスに基づいている

 

 

答え4 p121

 

26初期処置後、心拍は130/分で、努力呼吸と中心性チアノーゼを認めた。この時点で行うべき処置として正しい組み合わせはどれか。

A人工呼吸Bパルスオキシメータ装着C胸骨圧迫D CPAP E気管挿管

1.AB
2.AE
3.BD
4.CD
5.CE

 

 

答え3 p85
呼吸安定のステップ。パルスオキシメータを装着し、CPAPかフリーフロー酸素投与を実施。

 

27初期処置後、心拍は40/分で無呼吸である。次に行う処置で正しいのはどれか。

1.CPAP
2.人工呼吸
3.胸骨圧迫
4.人工呼吸と胸骨圧迫
5.アドレナリン投与

 

 

答え2 p8 58
まずは人工呼吸を行う。(人工呼吸で改善されることが多いため)
さらに30秒後の観察で心拍60/分未満の場合は胸骨圧迫と人工呼吸を連動して行う。

 

28正規産児に対し、空気を用いたCPAPを行った。努力呼吸、中心性チアノーゼは持続している。次に行うべき処置はどれか。

1.皮膚刺激
2.CPAP継続
3.人工呼吸
4.胸骨圧迫
5.アドレナリン投与

 

 

答え3p8 86

 

29胸骨圧迫と人工呼吸を連動して行った。その後の評価で心拍数は80/分で自発呼吸は認めない。次に行うべき処置はどれか。

1.生理食塩水を投与する
2.アドレナリンを投与する
3.胸骨圧迫と人工呼吸を継続する
4.人工呼吸を中止し、胸骨圧迫のみ行う
5.胸骨圧迫を中止し、人工呼吸のみ行う

 

答え5 p8 80

胸骨圧迫と人工呼吸を連動して、その後の評価(30秒後)が心拍60/分以上となった場合は胸骨圧迫を中断し、人工呼吸のみ実施する。人工呼吸で投与する酸素濃度はSpO2を参考に調整。

 

30アドレナリンを臍帯静脈から投与した。その後も心拍は上昇せず、皮膚色は蒼白で失血が疑われた。次に行うべき処置はどれか。

1.蘇生中止を検討する
2.生理食塩水を投与する
3.アドレナリンを投与する
4.炭酸水素ナトリウムを投与する
5.胸骨圧迫と人工呼吸の比率を変える

 

 

答え2 p8 80

 

NCPR実技対策はアルゴリズムを覚える

実技は救命士なら問題ないでしょう。

私は訓練しないで挑みました。

アルゴリズムさえしっかり覚えていればOKです。

実技中、医師から

医師

吸引カテーテルの適切なサイズは正規産児で10Fr

低出生体重児なら8or6Frです。

12Frや14Frも使うときもありますがどんなときですか?

空飯くん。

空飯

羊水なら10Frでいいだろうし、痰や胃内容物なんかあるはずないですよね…

わかりません。

なんてやりとりがありました。

個人的には「それを学びにきた。」という意識でした。

雰囲気的にも全然問題ありませんでしたよ。

その後もいろいろ質問されましたが他は普通に答えられました。

医師

人工呼吸の際目を抑えると最悪眼球破裂の恐れがあります。

注意しましょう。

また、他にも悪影響が出ますが…

はい、空飯くん。

なんだと思いますか?

空飯

迷走神経反射による除脈です。(ドヤァ)

って感じで。

 

隣の救命士さんは全ての問題にパーフェクトで答えてました。

「恥をかきたくない」ってひとはテキストをしっかり読んできましょうね。

 

空飯

私はむしろ間違った方が良いと思います。

なぜなら、恥かいて記憶に残るので。

 

NCPR試験、、、実は絶対合格できます

この試験、実は絶対合格できるからくりがあります。

実は試験に落ちても追試が受けられます

なんでも、不合格判定と一緒に追試用紙が送られてくるんだとか。

追試用紙は回答して、指定の住所に郵送すればOK

救急隊
(カンニングし放題やん…)
ご注意

ただし、勉強していかないと実技の時に恥をかくことになりますのでご注意を。

 

NCPRインストラクターを目指す方へ

今回の勉強方法はあくまで「受ける側」までが守備範囲です。

やはり「指導する側」は徹底的な知識と回答力が必要です。

しっかりとテキストを読み込みましょう!

インストラクターを目指す方にはコチラの教材がお勧めです。

この本ではNCPRを教える目線で学ぶことができます。

人に教えるには普通に学ぶよりも深く理解する必要があります。

これらの本はそんな深い知識を学ぶのに役立ちます。

特に「NCPR(新生児蘇生法) 37のポイント」は事例が多く、イメージしやすくて良いですよ。

NCPR勉強方法まとめ【過去問題を解くことが重要】

空飯
救急隊にとってのNCPRは「救急車内で出産した場合の対応を学ぶこと」が重要です。

そのなかでも要点となるのがNCPRアルゴリズム。

しかし、このアルゴリズムは若干病院向けの内容となっております。

 

例えば心肺蘇生法にも違いがあります。

胸骨圧迫対人工呼吸の割合は…

NCPRでは3:1

つまり、1,2,3、バックと行います。

 

いっぽう、救急隊は15:2となります。(救急隊2名で実施時)

このあたりが注意が必要です。

こちらから救急隊員がすべき新生児への心肺蘇生法処置を確認できます。

  • 小児、乳児、新生児の場合、充分な酸素投与や人工呼吸にもかかわらず、 心拍数が 60 回/分以下でかつ循環が悪い(皮膚蒼白、チアノーゼ等)場合も胸骨圧迫を開始
  • 小児、乳児、新生 児の場合で救助者が1人の場合は、胸骨圧迫 30 回、人工呼吸2回のサイクルを、救助者が2人の場合は、胸骨圧迫 15 回、人工呼吸2回のサイクルを繰り返す。
  • 人工呼吸は小児、乳児、新生児の場合には、12 回 ~20 回/分(ほぼ3~5秒に 1 回の割合)

出典 総務省消防庁より 消防救第 40号 平成29年3月30日 救急隊員の行う心肺蘇生法の実施要領の一部改正について(通知)

ここら辺がポイントになります。

勉強方法は問題をより多く解くことが大切です。

過去問題を解き、対応したページのテキストを読む。

そして、また過去問題を解く。。。

これを繰り返していくうちに

テキストで本当に重要な部分はどこか?

を理解できるようになってきます。

これが合格への最短最速最楽の勉強方法です。

時間がないときは音声勉強法も有効なので試してみてください。

更新 2023.12.18

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空飯は19歳で消防士になり、26歳でエルスタ東京へ、
そして最年少で救命士となりました。
研修前には救命士国家試験合格レベルで、
最高に充実したエルスタ生活を送りました。

ですが、
最初から勉強ができた方ではありません。
勉強は超苦手で、高校は実業高校なのにテストで赤点とってたくらいです。

お前には才能があったんだろ?とも言われます。

僕はもともと勉強が得意だったわけでもなければ、
暗記が得意だったわけでも、
ましてや仕事ができたわけでもありません。

そんな僕でも自信を得ることができて、
研修所入校前に救命士国家試験合格レベルになりました。
エルスタ生活にもとても良い影響をもたらしました。
結局、勉強方法を『知るかor知らないか』なんですよね。

どんな人でも研修所入校前に国家試験合格レベルになれます。

やり方さえ学んでいけば誰でも自信をもって救命士になれる。
僕、空飯がどのように救命士になったのかを下記の記事では公開してます。

研修所入校前に救命士国家試験合格レベルになった空飯のリアル物語

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空飯救急救命士
救急救命士学習塾代表。 2007年から2019年まで消防吏員、救急隊員として10年以上の経験を有す。 2019年に起業し救急救命士学習塾を立ち上げる。 救急救命士国家試験の個別指導は300件以上にのぼり、その多くは救急救命士となる。個別指導zoomしてくださった皆さんが実践して成果を出してくれたからこそ、今も続けられています。ありがとう。