こんにちは、救命士学習塾塾長の空飯(→プロフィール)です。
僕はこの4年間で300名以上の消防士の方々に救命士国家試験対策の勉強法指導をさせていただきました。
そこで多く聞かれたことが
「テキストを読み込んだはずなのに問題を解く時には忘れてしまっている」
という悩みです。
ということで、今回は
【救急救命士国家試験勉強法】忘れない記憶術3ステップ
という話をします。
救急救命士学習塾を運営してきて得た僕の
経験・知見を含めた考察をお伝えします。
・救急救命士国家試験を受験予定
・救命士勉強を始めた人
・救命士を目指している人
テキストを読み込んだはずなのに、テストでいい点数が取れないの。
問題を解く時には覚えたはずのところを忘れちゃうよー!
何かいい勉強方法はないのかなー?
わかりみが深すぎるよTT
僕も当時
「あれ?これ前にテキストで読んだはずなのに忘れてしまってる・・・」
こんな経験がよくあったよ。
もしかしたらいきなりテキストを読み込むことで勉強していない?
今日は効率的な勉強方法について詳しく解説していくよ!
もくじ
忙しい人が救急救命士テキストを読み込んでも成績が上がらない件
そして読む時間もないよ。。。
↑こんなお悩みを持ってませんか?
当時、僕も当然ありました。
そして、仕事しながらの勉強は忙してくて無理ゲーでした。。。
では、なぜこんな悩みが出るんでしょうか。
「才能??」「環境??」
どれも違います。
救命士勉強の「明確なポイント」を共有します。
さらに「勉強の仕方」も解説していきます。
忙しい人は『無知の知を知る』勉強法で効率よく記憶しよう!
結論から言うと、効率よく覚える方法は「脳に知らないってことをわからせてあげる」ことです。
これを『無知の知を知る』と私は呼んでいます。
脳にわからせてあげる??
と思われるかもしれません。
そもそも脳が記憶する仕組みを知るべきです。
脳に新しい知識を習得させるには3つの段階があります。
- 脳へ知らないことの自覚させる
- 調べて覚える
- 復習する
↑この後にアウトプットすることで知識が定着していきます。
(試験で迷わなくなる)
常識的な勉強をしているととても時間と労力がかかります。
消防士は仕事と家庭が忙しいので、工夫が必要です。
「どうすれば効率に勉強ができるか?」興味ある人にはこちらの記事が役立ちます↓
ステップ1:脳が知らないことを脳自身に自覚させるには?
結論:知らない問題を解くこと。(間違ってOK)
こちらの問題を解いてください。
芽胞を持つ微生物に作用する消毒液は?2つ選べ。
- グルタラール
- ポビドンヨード
- 消毒用エタノール
- 次亜塩素酸ナトリウム
- グルコン酸クロルヘキシジン
ちなみに正解は①と④です。
分からなくても大丈夫です。
1:問題を解く→分からない(間違う)←今ここ
2:脳は「分からないことは知ろうとする」
3:脳が答えを知りたくなる
4:この状態で救命士テキストを読むと脳は記憶する
ここでよく質問されるのが
って質問がよくきます。
それについてはこちらで詳しく解説してあります↓
ステップ2:調べて覚える具体的手順
先ほどの問題が分からなかったのでテキストで調べていきます。
1:問題を解く→分からない(間違う)
2:脳は「分からないことは知ろうとする」←今ここ
3:脳が答えを知りたくなる←今ここ
4:この状態で救命士テキストを読むと脳は記憶する←今ここ
救急救命士テキスト10版289P表Ⅲ-1-35を見てください。
引用:救急救命士テキスト10版
正解が「①グルタラール」と「④次亜塩素酸ナトリウム」なのが分かります。
先に問題を解き、分からない部分を調べるという順番が大切です。
つまり、問題に間違うと脳は
「芽胞に作用する消毒液はなんだ!?」と『知らない事実を自覚』する。
↓
知らないことは知ろうとする
(原始時代に毒キノコとか食べて「知らないが故に死んだ」)
↓
覚える準備が整うので『記憶する』
あなたの脳がこの表はあなたに必要な知識と判断してくれているから覚えるのです。
ステップ3:復習するやり方
ステップ1、ステップ2の順番で問題を10問やります。
10問やったらもう1度解き直しましょう。
そして次の日は前日に覚えた問題を復習してから、新しい問題を始めてください。
復習することで脳に知識を定着させることができます。
ステップ1〜ステップ3の順番で勉強することで効率的に覚えることができます。
ですがステップ1をすっ飛ばして学習すると知識が定着しません。
まずは脳に知らないことを自覚させなければいけません。
復習の仕方、長期記憶の作り方は詳しく解説した記事があります↓
【まとめ】『無知の知を知る』ことが重要
救命士国家試験合格レベルになる『忘れない記憶術』はインプットをする過程でただ覚えるのではなく、覚える前に必ず「脳に知らないことを自覚させる」(無知の知を知る)ことです。
具体的な方法として、
ただテキストを読み込むのではなく、
問題を解いてからテキストを読み込んでみるということ。
そうすることで調べた知識をただの知識ではなく、あなただけの「生きた知識」を学ぶことができます。
・いきなりテキストを読み込んでも覚えることはできない
・基礎問題をやり、分からない部分をテキストで調べる(この順番が大事)
・科学的に脳は「知らない」を自覚しないと覚えない
①救命士テキストを読む前やるべきことは?
②脳に何を自覚させる必要がある?(そのことは名称?)
▼答えは↓▼
②A.「知らない」を自覚させる。(無知の知を知る)
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・基礎問題をやり、分からない部分をテキストで調べる(この順番が大事)
・科学的に脳は「知らない」を自覚しないと覚えない