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救急救命士国家試験の勉強で、こんな悩みはありませんか?
「テキストを読み込んだはずなのに、問題を解くと忘れている」
「仕事と家庭で忙しくて、勉強時間がとれない」
この記事では、元救急救命士の私が、忙しい消防士でも効率よく覚えられる勉強法を解説します。試験の内容、教材の順番、勉強時間の目安までまとめました。
・先に問題を解き、わからない部分だけテキストで調べる(この順番が大事)
・翌日に復習してから新しい問題に進むと、知識が定着する
・教材は「問題集830 → 過去問5年分 → 直前ドリル」の順番がおすすめ

テキストを読み込んだはずなのに、問題を解くと忘れちゃうの。
何かいい勉強方法はないのかなー?

私も研修所に入る前は「前に読んだはずなのに…」の連続だったんだ。
今日は、私が入校前に国試合格レベルになった勉強法を紹介するね。
救急救命士国家試験の勉強内容(試験科目と合格基準)
まずは、何を勉強するのかを確認しておきましょう。厚生労働省が公表している試験科目は、次の5つです。
② 臨床救急医学総論
③ 臨床救急医学各論(一)(臓器器官別臨床医学)
④ 臨床救急医学各論(二)(病態別臨床医学)
⑤ 臨床救急医学各論(三)(特殊病態別臨床医学)
範囲は広いですが、出題のもとになるのは救急救命士標準テキストです。合格するには、次の2つの基準を両方満たす必要があります(第49回の場合)。
| 問題の区分 | 合格基準 |
|---|---|
| 必修問題 | 55点中44点以上(8割) |
| それ以外の問題 | 220点中132点以上(6割) |
第49回の合格率は94.9%と高めです。ただ、必修問題は8割とらないと、ほかがどれだけ良くても不合格になります。基礎を確実にとれる勉強法が大切です。
※出典:厚生労働省「第49回救急救命士国家試験合格発表」。日程や基準は年度で変わるので、最新の情報は厚生労働省の発表を確認してください。
テキストを読み込んでも点がとれない理由

読み込んでから過去問を解いても、全然わからない…。
こんな悩みは、才能や環境のせいではありません。原因は勉強の順番です。
人の脳は、「自分はこれを知らない」と気づいたときに、答えを知ろうとして覚えやすくなります。いきなりテキストを読むと、どこが大事なのか脳が判断できず、読み流して終わってしまいます。
私はこれを『無知の知を知る』勉強法と呼んでいます。
忙しい人でも覚えられる勉強法|3ステップ
覚えるための流れは、次の3ステップです。
ステップ2:わからない部分だけテキストで調べる
ステップ3:翌日に復習してから、新しい問題に進む
ステップ1:問題を先に解く(間違えてOK)
まずは、知らない問題を解いてみます。たとえば、次の問題を解いてみてください。
① グルタラール
② ポビドンヨード
③ 消毒用エタノール
④ 次亜塩素酸ナトリウム
⑤ グルコン酸クロルヘキシジン
正解は①と④です。わからなくても大丈夫です。「わからなかった」と脳が気づくことが、このステップの目的です。
ステップ2:わからない部分だけテキストで調べる
間違えた問題だけ、救急救命士標準テキストで調べます。消毒薬の効き方をまとめた表を見ると、芽胞にも効くのが「グルタラール」と「次亜塩素酸ナトリウム」だとわかります。


引用:救急救命士標準テキスト10版
問題を間違えて「知りたい」状態になっているので、テキストの内容がすっと頭に入ります。先に問題、あとからテキスト。この順番が一番大切です。
ステップ3:翌日に復習してから、新しい問題に進む
ステップ1・2の流れで、1日10問ほど進めます。10問終わったら、もう一度解き直しましょう。
次の日は、前日の問題を復習してから新しい問題に進みます。これをくり返すと、知識が長く定着します。
何から始める?おすすめの教材と順番
教材は、やさしい順に進めるのがおすすめです。
| 順番 | 教材 | 目的 |
|---|---|---|
| 1 | 問題集830 | 基礎・必修レベルを固める |
| 2 | 国家試験の過去問(5年分) | 本番の形式と頻出分野に慣れる |
| 3 | 救急救命士国家試験直前ドリル | 仕上げ・総復習 |
| 随時 | 救急救命士標準テキスト | わからない部分を調べる |
最初は、基礎の問題から始めましょう。何から始めればいいか迷う人は、問題集830の使い方を参考にしてください。
基礎が固まったら、過去問5年分を100%解けるようにします。私が使ったのは、国家試験の過去問題集と、入校直前の直前ドリルです。
・救急救命士国家試験の過去問題集(Amazon)
・イラストで解る救急救命士国家試験直前ドリル(Amazon)
分野別に過去問を解きたい人は、救急救命士国家試験の問題(18分野別)も使ってください。テキストの選び方はおすすめテキストの記事で解説しています。
勉強時間の目安|忙しい消防士はスキマ時間を使う
参考までに、私の場合を紹介します。
・非番の日:図書館で3〜5時間
・毎日できたわけではなく、勉強しない日も結構あった
大事なのは、長い時間机に向かうことではなく、毎日少しずつ「問題→調べる→復習」を回すことです。1日10問ずつなら、当務の空き時間や通勤時間でも進められます。
机に座る時間がとれない人は、スキマ時間の使い方も参考にしてください。
独学でも合格できる?
救急救命士国家試験は、研修所や養成校で決められた課程を修了しないと受験できません。そのため、完全な独学で受験することはできません。
ただし、研修所に入る前の勉強は、基本的に独学です。入校前に国家試験の合格レベルにしておくと、研修中の補講を避けられ、訓練に集中できます。研修所の生活は、エルスタ東京の記事で詳しく解説しています。
よくある質問
Q. 勉強はいつから始めればいいですか?
A. 研修所に行く人は、入校が決まった時点で始めるのがおすすめです。私は入校の約2年前から始め、入校時に合格レベルになっていました。
Q. テキストを最初から全部読む必要はありますか?
A. ありません。先に問題を解き、わからない部分だけテキストで調べるほうが、短い時間で覚えられます。
Q. テキストは何版を使えばいいですか?
A. 最新の11版がおすすめです。10版との違いは11版と10版の変更点まとめで解説しています。
Q. 勉強時間がなかなかとれません。
A. 1日10問からで大丈夫です。「問題→調べる→翌日に復習」を続けることを優先しましょう。
まとめ
・いきなりテキストを読まず、先に問題を解く
・わからない部分だけテキストで調べる
・翌日に復習してから、新しい問題に進む
・教材は「問題集830 → 過去問5年分 → 直前ドリル」の順番
勉強ができるかどうかは、才能ではなくやり方しだいです。私も勉強は苦手でしたが、やり方を変えて入校前に合格レベルになれました。この記事の3ステップから試してみてください。
国家試験対策の全体像は、救急救命士国家試験対策まとめで順番に解説しています。

































とても為になるものが書いてあって助かりました!参考にして頑張ろうと思います!
ありがとうございます!励みになります!