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救急救命士の研修所に行くには?消防職員の選抜・入校前テスト・研修期間を元救命士が解説

救急救命士の研修所に行くには?選抜・入校前テスト・研修期間

 

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「救急救命士になりたいけど、研修所にはどうやったら行けるの?」
「選抜試験や入所試験はあるの?」

この記事では、消防職員が救急救命士の研修所に行くまでの流れを、元救急救命士の私が実体験をもとに解説します。選抜のされ方、入校前テスト、研修期間までまとめました。

|この記事を書いた人空飯:救急救命士学習塾の救命士、元消防士

この記事を書いている私は、2007年から2019年までの12年間、消防吏員・救急隊員として勤務していました。2014年に救急救命東京研修所(エルスタ東京)に入校し、卒業しました。もちろん救急救命士の国家試験は合格済み。一応、当時所属していた消防本部で最年少で救命士になれたので、その方法を発信してます。

【2026年4月7日】

空飯の救急救命士免許証

救急救命士免許証資格

ドクターからの推薦の声

救急救命士学習塾への医師からの推薦コメント

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この記事の結論
・消防職員が救急救命士になるには、救急業務5年(または2,000時間)以上の経験と、6か月以上の養成課程(研修所)が必要
・研修所に誰が行くかは、所属の消防本部が決める。選考試験・推薦・挙手・指名など、本部によって違う
・私のときは研修所の入所試験はなかったが、出向が決まった人向けの「入校前テスト」があった
・選ばれるには「行きたい」と伝え続けることと、日ごろから救急の知識・技術を磨くことが大切
血小板ちゃん
消防士さんが救急救命士になるには、どうしたらいいの?
研修所って、試験を受けて入るの?
空飯
研修所に行けるかは、まず所属の消防本部の中で選ばれるかどうかで決まるんだ。
私が推薦で選ばれたときの話も入れながら、順番に説明するね。

消防職員が救急救命士になるまでの流れ

消防職員が救急救命士になるまでの流れ(救急隊員→実務経験5年または2000時間→所属内の選抜→研修所→国家試験→病院実習)

消防職員が救急救命士の国家試験を受けるには、次の条件を満たす必要があります。

消防職員が受験資格を得る条件
① 救急業務に関する講習を修了している
② 救急業務に5年、または2,000時間以上従事している
③ 6か月以上の救急救命士養成課程(研修所など)を修了する

国家試験に合格したあとも、すぐに救命士として活動できるわけではありません。160時間以上の病院実習を経て、はじめて救急救命士として救急車に乗れます。その後も2年ごとに、128時間以上の再教育があります。

資格取得後、消防機関に所属する救急救命士は、救急業務に従事するに当たり160時間以上の病院実習を受け、その後も2年ごとに128時間以上(うち、病院実習は48時間以上)の再教育を受けることとされている。

※出典:総務省消防庁「令和7年版 消防白書」

この中で、多くの消防士が気になるのが「③の研修所に、どうやったら行けるのか」です。

救急救命士の研修所(養成所)の種類

救急救命士の養成所の種類(救急振興財団の研修所・指定都市などの養成所・消防学校の養成課程)
消防職員が通う養成課程には、主に次の3種類があります。

種類 例
救急振興財団の研修所 救急救命東京研修所(エルスタ東京)、救急救命九州研修所(エルスタ九州)
指定都市などの消防機関の養成所 大きな都市の消防本部が自前で運営する養成所
消防学校の養成課程 都道府県などの消防学校に置かれた救急救命士の課程

消防白書によると、令和6年度の国家試験を受けた消防職員は、救急振興財団の研修所の修了者が763人、指定都市などの養成所と消防学校の修了者が410人でした。どこに行くかは、所属の本部によって決まります。

救急振興財団の研修所は約半年の課程です。研修所の生活は、次の記事でくわしく解説しています。

エルスタ東京救急救命東京研修所

研修所に行く人はどう選ばれる?(所属内の選抜)

研修所に行く人の選ばれ方(選考試験・上司の推薦・挙手・上司の指名)
研修所に誰が行くかは、所属する消防本部が決めます。選び方は本部によってかなり違います。

私が生徒さんから聞いた例では、次のようなパターンがありました。

研修所に行く人の選ばれ方(例)
・選考試験:筆記や面接で選ぶ。この方法をとる本部が多い印象です
・上司からの推薦:日ごろの勤務ぶりや意欲を見て推薦される
・自分で挙手してアピール:希望を出して、選考で選ばれる
・上司の指名:本人の意思とは関係なく、指名されて出向することもあるそうです

私の場合:試験はなく、推薦で決まった

私が所属していた本部では、次のような条件と流れでした。

項目 私のとき
条件 救急隊員として5年以上の実務経験
筆記試験 なし(ただし、救急の知識や技術が高いことも求められていたと思います)
希望者 2〜3人ほど
決まり方 上司の推薦
決まった時期 入校の約2年前
入校した年齢 26歳(19歳で消防士に採用)

ずっと「救命士になりたい」と上司に話していたこと、当時は救命士がそれほど人気ではなかったこともあり、推薦してもらえました。

※条件や選び方は本部や年度によって変わります。くわしくは所属本部の担当者に確認してください。

選抜で選ばれるためにやっておくこと

選抜で選ばれるためにやっておく3つのこと
選び方は本部によって違いますが、どのパターンでも共通して大事なことがあります。

① 「行きたい」と上司に伝え続ける

推薦や指名で決まる本部では、意思を見せている人に声がかかりやすくなります。私も、ずっと伝え続けていたことが推薦につながりました。

② 日ごろから救急の知識と技術を磨く

筆記試験がない本部でも、救急の知識や技術は見られています。救急隊での活動や訓練に、日ごろから本気で取り組んでおきましょう。

③ 国家試験の勉強を先に始めておく

選考試験がある本部では、救急の知識がそのまま点数になります。国家試験の基礎問題を解いておくと、選考試験の対策にもなり、入校後もぐっと楽になります。

救急救命士国家試験の忘れないための勉強法
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研修所に入所試験はある?「入校前テスト」とは

研修所の入所試験はなし、出向が決まった人向けの入校前テストがある
私が入校したときは、研修所に入るための入所試験はありませんでした。所属の本部で選ばれれば、研修所に行くことが決まります。

ただし、出向が決まった人が受ける「入校前テスト」がありました。点数が足りないと、入校までに取り組む課題が出されます。

空飯
入校前テストで点がとれないと、入校前から課題に追われることになるよ。
研修所では毎朝のミニテストや毎月の模試もあるから、入校前に国家試験の基礎を固めておくのが一番の対策なんだ。

入校前の勉強は、次の順番がおすすめです。
・基礎・必修レベル:問題集830
・本番の形式に慣れる:救急救命士国家試験の過去問題集(Amazon)
・仕上げ:イラストで解る救急救命士国家試験直前ドリル(Amazon)

分野別に過去問を解きたい人は、救急救命士国家試験の問題(18分野別)を使ってください。

※入校前テストの有無や内容は、研修所や年度によって変わる可能性があります。

研修期間と研修中の扱い

研修期間と研修中の扱い(期間・寮・給料・学費・生活費)
私が救急救命東京研修所に行ったときの例です。

項目 内容
研修期間 約半年(9月入校〜3月の国家試験まで)
住まい 研修所の寮(個室)
給料 基本給は支給。出動がなくなるので、出動手当などはなくなる
学費 自己負担なし(所属の本部が負担)
生活費 地方から行く場合、半年で100万円くらいを目安に準備

※手当や費用の扱いは本部によって違います。必ず所属本部で確認してください。

よくある質問

Q. 救急救命士の研修所に入所試験はありますか?

A. 私のときは、研修所の入所試験はありませんでした。ただし、出向が決まった人向けの入校前テストがあり、点数が足りないと課題が出されました。所属本部の中では、選考試験で選ぶところが多いようです。

Q. 消防士になって何年目で研修所に行けますか?

A. 受験資格には、救急業務5年または2,000時間以上の経験が必要です。そのうえで、本部ごとに経験年数などの条件があります。私の本部では救急隊員として5年以上が条件で、私は26歳で入校しました。

Q. 自分から希望して研修所に行けますか?

A. 希望を出せる本部は多いですが、最終的に決めるのは本部です。希望者が多いと選考になります。「行きたい」と伝え続けることが大切です。

Q. 研修期間はどのくらいですか?

A. 養成課程は6か月以上と決められています。救急振興財団の研修所は約半年です。

Q. 研修中も給料は出ますか?

A. 私のときは基本給が出ました。出動がなくなるので、出動に関わる手当はなくなります。扱いは本部によって違います。

まとめ

研修所に行くには(まとめ)

まとめ
・受験資格には、救急業務5年(または2,000時間)以上と、6か月以上の養成課程の修了が必要
・研修所に誰が行くかは所属の本部が決める。選考試験・推薦・挙手・指名など、本部によって違う
・私のときは入所試験はなく、出向が決まった人向けの入校前テストがあった
・選ばれるには「行きたい」と伝え続け、日ごろから救急の知識と技術を磨く
・入校前に国家試験の基礎を固めておくと、入校前テストにも研修にも強くなる

研修所に行けるチャンスは、いつ来るかわかりません。声がかかったときに「行きます」と言えるように、今から準備を始めておきましょう。

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空飯は19歳で消防士になり、26歳でエルスタ東京へ、
そして最年少で救命士となりました。
研修前には救命士国家試験合格レベルで、
最高に充実したエルスタ生活を送りました。

ですが、
最初から勉強ができた方ではありません。
勉強は超苦手で、高校は実業高校なのにテストで赤点とってたくらいです。

お前には才能があったんだろ?とも言われます。

僕はもともと勉強が得意だったわけでもなければ、
暗記が得意だったわけでも、
ましてや仕事ができたわけでもありません。

そんな僕でも自信を得ることができて、
研修所入校前に救命士国家試験合格レベルになりました。
エルスタ生活にもとても良い影響をもたらしました。
結局、勉強方法を『知るかor知らないか』なんですよね。

どんな人でも研修所入校前に国家試験合格レベルになれます。

やり方さえ学んでいけば誰でも自信をもって救命士になれる。
僕、空飯がどのように救命士になったのかを下記の記事では公開してます。

研修所入校前に救命士国家試験合格レベルになった空飯のリアル物語

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ABOUT US
空飯元救急救命士・救急救命士学習塾 代表
救急救命士学習塾 代表。元消防吏員・救急救命士。 2007年から2019年までの12年間、消防で救急隊員として勤務。2014年に救急救命東京研修所(エルスタ東京)に入校し、所属していた消防本部で最年少の救急救命士になる。 勉強が苦手だった自身の経験から効率の良い勉強法を体系化し、11版テキスト準拠の「問題集830」を作成。2019年に救急救命士学習塾を立ち上げ、国家試験の個別指導は300件以上にのぼる。 現在はYouTube・Instagram・LINEオープンチャット(約330人)で救急救命士国家試験の対策を発信しています。