「救急救命士の問題集って、どれを使えばいいの?」「テキストが分厚すぎて、どこから手をつければいいかわからない…」
この記事では、救急救命士学習塾で使っている問題集830について、中身・効率よく勉強できる理由・使い方を、実際の問題つきで解説します。


この記事でわかること
- 救急救命士の問題集を選ぶときの3つの基準
- 問題集830の中身(全830問・11版対応)
- 問題集830で効率よく勉強できる理由
- 実際の問題と解説(3問)
- 成果が出る使い方
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救急救命士の問題集を選ぶ3つの基準
救急救命士国家試験の勉強では、問題集選びで勉強の効率が大きく変わります。最初の1冊は、次の3つを満たすものを選びましょう。
- 救急救命士標準テキストの順番どおりに問題が並んでいる:テキストと行き来しやすく、知識がつながります。
- テキストの参照ページが載っている:「どこに書いてあるか」を探す時間がなくなります。
- すべての問題に解説がある:答えを覚えるだけで終わらず、理由まで理解できます。
市販のテキスト・問題集については、こちらの記事でまとめています。
関連記事:【2026年版】救急救命士国家試験|おすすめテキスト6選
問題集830とは
問題集830は、上の3つの基準を満たす教材が見つからなかったことから、救急救命士学習塾の生徒さんと一緒に作った問題集です。「テキストを読み込むための問題集」という考え方で作っています。
| 問題数 | 全830問 |
|---|---|
| 並び順 | 救急救命士標準テキストの順番 |
| 対応テキスト | 改訂第11版(10版・9版の参照ページも掲載) |
| 1問ごとにつくもの | 解答、解説、テキスト参照ページ、ゴロ合わせ |
| レベル | 基礎(国家試験で問われる内容) |
830問を解き終わると、テキスト全体をひととおり読んだことになるように作っています。
なお、問題集830は市販の書籍ではありません。このブログでは、問題の一部を解説つきで紹介していきます。
問題集830で効率よく勉強できる3つの理由
理由1:問題を解いてからテキストを読むので、頭に残る
分厚いテキストを1ページ目から読んでも、どこが大事なのかがわからず、ほとんど記憶に残りません。先に問題を解くと「何が問われるのか」がわかるので、そのあとに読むテキストの内容が頭に入りやすくなります。
理由2:参照ページがあるので、調べる時間がかからない
勉強で意外と時間を取られるのが「テキストのどこに書いてあるかを探す時間」です。問題集830は1問ごとに11版・10版・9版のページ数を載せているので、すぐに該当ページを開けます。
理由3:ゴロ合わせで暗記の負担が減る
数字や分類など、理屈だけでは覚えにくい内容にはゴロ合わせをつけています。試験本番で思い出すきっかけになります。
実際の問題を見てみよう(3問)
問題集830から3問を紹介します。まずは自分で答えを考えてから、解説を読んでみてください。
問題集830 問13
医療計画に基づく6事業はどれか。1つ選べ。
- 精神医療
- 在宅医療
- 再生医療
- 周産期医療
- 終末期医療
▼ 答えと解説を見る
答え:4
参照ページ:11版27ページ/10版30ページ/9版36ページ
ゴロ:九州の詳細へ
解説
6事業とは、救急医療、災害時における医療、新興感染症等の感染拡大時における医療、へき地の医療、周産期医療、小児医療(小児救急医療を含む)をいう。
11版で「5事業」から「6事業」に変わったところです。変更点は救命士テキスト11版と10版の変更点まとめで解説しています。
問題集830 問472
右心不全の症候はどれか。1つ選べ。
- 起坐呼吸
- 湿性ラ音
- チアノーゼ
- 頸静脈怒張
- 血性泡沫状の喀痰
▼ 答えと解説を見る
答え:4
参照ページ:11版461ページ/10版182ページ/9版225ページ
ゴロ:「うっしー、看守に軽度に不服」
解説
うっしー→右心不全の症状
看守→肝腫大
軽度→頸静脈怒張
不→下腿浮腫
服→腹水
全身性のうっ血は、とくに右心系のポンプ機能の低下によるうっ血性心不全で生じる。
問題集830 問728
外傷の致死的三徴に含まれるのはどれか。2つ選べ。
- 頻脈
- 低体温
- 意識障害
- 血液凝固障害
- アルカローシス
▼ 答えと解説を見る
答え:2と4
参照ページ:11版702ページ/10版703ページ/9版947ページ
ゴロ:固定台・外傷は手とアシに血(血液凝固異常・低体温・代謝性アシドーシス)
解説
外傷の致死的三徴
①血液凝固異常
②低体温
③代謝性アシドーシス
成果が出る問題集830の使い方
1. まず解く
最初は解けなくてかまいません。「何が問われるのか」を知ることが目的です。
2. 参照ページでテキストを読む
答え合わせをしたら、参照ページを開いてその周辺を読みます。問題になった部分に印をつけておくと、復習が楽になります。
3. 誤りの選択肢を「正しい文」に直す
いちばん大事なのがここです。正解を選べただけで終わらせず、誤りの選択肢がなぜ誤りなのか、どう直せば正しくなるのかまで調べます。
たとえば、上の「外傷の致死的三徴」の問題なら、次のように直します。
- 5. アルカローシス → 正しくは「代謝性アシドーシス」
「6事業」の問題なら、こうなります。
- 1. 精神医療 → 精神疾患は「6事業」ではなく「5疾病」に含まれる
この作業をすると、1問から5つ分の知識が手に入ります。選択肢すべてを説明できる状態が目標です。
4. くり返す
1回で覚えようとせず、間違えた問題を中心に何度も解きます。復習のやり方は、こちらの記事を参考にしてください。
関連記事:救命士国家試験の勉強は何から始めるべきか?→【結論】問題集830です
問題集830のあとに進むステップ
問題集830で基礎を固めたら、次の順番で進めます。
- 国家試験の過去問(直近5年分)
- 分野別の問題で苦手を克服
- 必修問題の仕上げ
過去問はこちらの記事から挑戦できます。
関連記事:【2026年版】救命士国家試験の過去問&解説|頻出問題20をわかりやすく解説!
国試対策の全体像は、まとめページで確認してください。
関連記事:救急救命士国家試験対策まとめ|勉強法・過去問・テキスト11版を順番に解説
まとめ:最初の問題集は「テキストを読むための1冊」を
- 問題集は「テキストの順番」「参照ページ」「全問解説」で選ぶ
- 問題集830は全830問。解答・解説・参照ページ(11版・10版・9版)・ゴロ合わせつき
- 先に問題を解いてからテキストを読むと、記憶に残りやすい
- 誤りの選択肢を正しい文に直し、選択肢すべてを説明できるようにする
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