- 通常問題(AD問題)132点以上/220点(6割以上)
- 必修問題(BC問題)44点以上/55点(8割以上)
- 合格率は毎年約83〜92%の間で推移。
- 国試について学んでおくことが大切(こちらの記事で学べます)
何から救命士の勉強していいかわからない人はこちらもどうぞ。
救急救命士国家試験って何点取れば受かるのかな?
合格率も知りたいの。
救急救命士国家試験の合格基準点数と合格率を教えてあげるね!
どうせなら合格率を上げる方法と不合格の原因も把握しておこう!
もくじ
救急救命士国家試験の合格基準は?
合格基準点数は
- 通常問題(AD問題)132点以上/220点(6割以上)
- 必修問題(BC問題)44点以上/55点(8割以上)
救急救命士国家試験の合格基準は毎年ほとんど変化がありません。
①通常問題と言われるA問題とD問題で6割以上を取ること。
②必修問題と言われるB問題とC問題で8割以上を取ることです。
①と②の両方を満たすことです。
A問題とD問題の合計で6割です。
例えば
A問題が悪くて、D問題が全問正解。
これで合計132点を取れていればOKです。
B問題とC問題も同じ。
しかし、A問題D問題が満点でもB問題とC問題の合計が44点以上取れなければ不合格です。
つまり
AD問題(通常問題)で6割以上、かつ、BC問題(必修問題)で8割以上取れれば合格です。
ちなみに午前中はA問題を120問解きます。
午後からはB、C、D問題を80問解きます。
合計200問です。
まとめると・・・
- 午前A問題120問1問1点
- 午後B問題30問1問1点
- 午後C問題10問1問2.5点
- 午後D問題40問1問2.5点
ちなみに救命士国家試験に点数が足らずに落ちる原因のほとんどが
必修問題で8割(44点)取れないことにあります。
つまり、国家試験で一番重要な時間帯は午後ってことになります。
僕も実際に受けた時は
「午前は練習で緊張をほぐし、午後が本番!」
って気持ちでのぞみました。
大事なのは午後の必修問題です。
午後の必修問題さえ問題なくこなせれば国家試験はOKです。
救急救命士国家試験の合格率は?
- 第35回(平成24年)85.8%
- 第36回(平成25年)83.1%
- 第37回(平成26年)87.7%
- 第38回(平成27年)90.2%
- 第39回(平成28年)86.1%←拡大2行為追加
- 第40回(平成29年)85.0%
- 第41回(平成30年)85.0%
- 第42回(平成31年)91.9%
より詳しい過去の合格率見たい方は「日本救急財団」のページが参考になります。
だいたい83〜92%の間で推移してますね。
ちなみに消防吏員の合格率は99%です。
そして落ちる原因はやはり必修問題にあります。
つまり必修問題さえしっかり対応すれば国家試験は受かるということです。
第39回から「ショック」、「循環に関する観察・処置」、「拡大2行為の適応判断」、「処置の要領」、「標準的プロトコル」に関する問題(拡大2行為)が増えました。
救急救命士国家試験の難易度は?
難易度は僕の経験で言うと難しかったです。
詳しく書いていきます。
救急救命士国家試験が難しいと思った理由〜経験を話す〜
消防士が受ける資格試験にしては普通に難しいです。
公務員試験を受けるつもりで臨むべきです。
- 勉強法がわからなかった
- 先輩救命士は「救命士テキスト読め」「過去問解け」しか教えてくれない
- 救命士テキストのページ量がエグい
- 医学用語がそもそも理解不能
- 解剖生理が謎すぎる
- 救命士テキストの内容でイメージできない
- 今まで結索や筋トレしてきたのにいきなり理学系の勉強はキツイ
- そもそも消防士に勉強する時間がない
ただ、難しいですけど、研修所や養成校に入れば現役消防吏員ならまず受かります。
合格率99%以上です。
僕も経験して(2014年度合格)分かったのですが、
育成システムがしっかりしているから合格率が高いんです。
ジェットコースターみたいなもんです。
乗ったらおりられないで、ものすごく勉強させられます。
これだけやったら普通受かります。
ただ、研修所のレベルが高いので、むしろ入る前に国試合格レベルになっている必要ありです。
問題は研修所でやっていけるかですね^^;
独学で国試に合格するのは至難の技でしょう。
消防設備士や危険物取扱者より次元が違う難しさです。
消防が持てる資格で一番難しいんじゃないですかね?
少なくとも簡単に取れる資格ではありません。
もっと詳しく難易度について知りたい人はこちら。
合格率が高い=難易度が低いではない
合格率に騙されちゃダメです。
あれは死ぬほど勉強している人しか受けないから高いんであって、
普通の人が受ければ間違いなく落ちます。
レベル的には公務員試験くらいなイメージです。
(個人的なイメージ)
- 救急救命士国家試験の難易度は”難しい”
- しかし研修所に入れば99%受かる
- 問題は研修所でやっていけるか
救急救命士国家試験の合格率を上げる
救急救命士国家試験の合格率を上げる具体的なテクニックを紹介していきますね。
合格率を上げる勉強方法を学ぶ
この記事は救急救命士国家試験を受ける予定の方が見ていると思いますので、勉強方法についてアドバイスです。
下の3つの記事では救命士の勉強方法について学べます。
間違った勉強方法、結果の出ない勉強をいくら頑張っても意味がありません。
努力しまくっても間違った方向に全力を出しても目的は達成されません。
これほど悲しいことはありません。
正い努力で積み上げましょう!
救命士国家試験に落ちる原因
国試に落ちる原因を把握しておくことは大切です。
この記事では国試に落ちる原因を突き詰めています。
逆に言えば落ちる原因を予防しておけば必ず受かるということですね。
エルスタ(消防士のための救命士研修施設)について学ぶ
合格率99%以上を誇る「エルスタ」とはどんなところでしょうか?
先輩からの情報だけじゃ不安な人もいると思います。
そんな人のために2つの記事を作りましたのでどうぞ。
この2つの記事を見ればだいたいどんな所か想像つくかと思います。
- なにを持っていけばいいのか?
- どんな準備をしていけばいいのか?
- 勉強や訓練はどんな感じか?
そんなことを知りたい方はぜひ見てください。
エルスタなど質問があればこちらからどうぞ。
空飯が回答させていただきます。
合格基準は必修8割!8割とるための勉強方法
救急救命士国家試験の合格基準は通常問題6割、必修問題8割を取ることです。
中でも必修問題8割が重要。
理由は通常問題で6割を切る人はほとんどいないから。
だったら必修問題8割を取れる勉強をすれば国試は受かります。
救急救命士国家試験の必修問題で8割とる具体的勉強方法を知りたい方はLINEメルマガをオススメします。
たぶん日本一具体的な勉強方法が学べますよ。
ゴロ合わせや持ち運べる問題集、音声教材などももらえるのでお得です。
まとめ
- 通常問題(AD問題)132点以上/55点(6割以上)
- 必修問題(BC問題)44点以上/220点(8割以上)
- 合格率は毎年約83〜92%の間で推移。
- 国試について学んでおくことが大切(こちらの記事で学べます)
中でも必修問題が大切だってことがわかったの!
合格率は高いんだねー。
中でも消防士さんの合格率99%にはびっくりなの!
さすが消防士さんだね!
消防士の合格率は高いけどその分、落ちれないプレッシャーがハンパないんだよ。
そもそも救急救命士国家試験が簡単だから合格率が高いんじゃなくて、
消防署内で選び抜かれた優秀な消防士でさらに勉強を死ぬほどやるからこの合格率をキープできてるんだよ。
勉強に集中している学生さんが落ちてしまっているのも救急救命士国家試験が決して簡単じゃない証拠だよね。
血小板ちゃんも気を抜かないでしっかり勉強対策してね!
教えてもらった勉強方法で頑張ってみるの!
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さっそく結論ですが、救急救命士国家試験の合格基準は
以上が合格基準の結論です。
また、過去の合格率ですが
以上が合格率一覧です。
参考 (2021年)
厚生労働省 第44回救急救命士国家試験の合格発表(受験者数と合格率)
厚生労働省 第44回救急救命士国家試験 教育施設別合格者状況
今回の記事では不合格の理由も学んでおきましょう!