「あなた」は救命士に必要な能力って聞いて、こんなことに悩みませんか?
こんな悩みを解決できる記事を用意しました!!
この記事では、【救命士に必要な能力】を5つお伝えします。
・【救命士に必要な能力①】短時間で発揮する高い集中力
・【救命士に必要な能力②】即決できる判断力
・【救命士に必要な能力③】追求する学習能力
・【救命士に必要な能力④】コミュニケーション力と柔軟な対応
・【救命士に必要な能力⑤】何度も出動できる体力
こんにちは!!救命士学習塾講師のHARUです。
僕も塾長と同じで救急救命士東京研修所(エルスタ)の卒業生です。
救急救命士の運用が始まってから10年以上のキャリアを持ちます。
救命士に必要な能力って、どんなことなのかな??
私のイメージは、救急現場は「知識」があれば、大丈夫な気がするんだけど・・・。
「知識」は勉強すれば養えるんだけど、知識では対応しきれない部分があるんだ。
それは、この記事で解説する「能力」なんだ。
その「能力」を10年以上のキャリアを持つ僕が解説していくね!!
了解!!HARUの10年以上の経験なら、説得力があるよね・・・。
解説を楽しみにしているね!!
この記事を読み終えると、救命士に必要な能力がわかり、勉強だけでなくその能力を磨くことができます。
実は、日ごろの意識でかなり違います。最初は難しいかもしれませんが、必ず身につきます。意識して過ごすようにしてください。
それでは、解説していきます。
もくじ
【救命士に必要な能力①】短時間で発揮する高い集中力
救命士に必要な能力は短期で発揮する集中力です。
なぜなら、救急現場ではいろいろな活動を効率よく行うからです。
たとえば、救急現場で外傷の重症傷病者に対応したとします。
行う処置は、創傷の保護、ショック輸液、バックボード固定、バイタル測定等々活動が多くなります。
そこに、関係者からの状況聴取、バイタル値を見てからの判断、病院選定、救急車が病院へ向かうための経路等々別の活動が入ってきます。
同じ動きをずってしていたら、集中は切れません。
しかし、救急活動は上記活動を状況に応じて選びます。つまり、別の作業がスグにやってくるので、その活動ごとに集中力を高めないと、活動クオリティーが下がってしまいます。
たとえば、処置のときに集中できてなかったら、医療事故が起こるし、病院選定を誤って、処置ができない病院に搬送したり・・・。
こういったことはよくニュースになっているよね。
それなので、集中力はとても大事なものになるんだ!!
じゃあ、「その集中力ってどうやって養うの?」って思いますよね!!
全体を把握しているので、集中力を切らさずに活動することができます。
しかし、経験の浅い「あなた」は全て把握することはできません。
今は、「救命士」に付いて現場に行っている「隊員の立場」だと思うので、「頭の中で、活動を把握」してください。
そして、救命士に「活動内容」がどうだったか、答え合わせをしてみたください。
これをするのとしないのとでは、「あなた」が救命士になった時に、活動に対する集中力が全く違うものになります。
救命士に必要な能力は短期で発揮する集中力です。
なぜなら、救急現場ではいろいろな活動を効率よく行うからです。
集中できていない場合、医療事故や病院選定を誤って、選定していない病院に搬送したりと「事故」が発生します。
【救命士に必要な能力②】即決できる判断力
救命士に必要な能力は即決できる判断力です。
なぜなら、判断が遅いと、病院到着が遅くなるからです。
たとえば、胸の絞扼感が20分以上続いており、左の方が痛い傷病者がいたとします。
そう、典型的な「急性心筋梗塞」の症状です。
賢明な「あなた」はスグにこの判断かついたと思います(バイタル測定はしていませんが、この場合、症状のみの判断ということで・・・。)
しかし、判断がつかない場合、病態の見当もつきません。
傷病者に状況をきいて、病歴をきいて結果的に「急性心筋梗塞」にたどりついたとしても、メチャクチャ時間がかかってしまいますよね・・・。
時間がかかった判断は誰でもできます。
つまり、救命士の判断力は即断でないといけません。
1つ目は、判断のベースとなる、教科書を読み込むこと。
2つ目は、現場で傷病者を観察することです。
ではそれぞれ解説していきます。
判断のため教科書を読み込む
ます、症状から病態がどのようなものであるか、知らないと話になりません。
それなので、病態の元ベースとなる知識を教科書から取り込みましょう。
判断のため現場で傷病者を観察すること
病態の元ベースとなる知識をえたら、実際に傷病者を観察してみましょう。
教科書どおりの傷病者もいれば、教科書どおりじゃない傷病者もいます。
重要なのは教科書じゃない傷病者です。その情報は「あなた」にとって貴重な経験となります。
極端な話「あなたしか知らない病態の情報」かもしれません。
※症状は教科書どおりに出るのが大半ですが、そうではない稀なケースもあります。それは「人それぞれ症状が違うから」です。
症状の確認も一緒に行った救命士と答え合わせをしてみましょう!!
救命士に必要な能力は即決できる判断力です。
なぜなら、判断が遅いと、病院到着が遅くなるからです。
遅い判断であれば、だれでも行うことができます。
【救命士に必要な能力③】追求する学習能力
救命士に必要な能力は追求する学習能力です。
なぜなら、分からいことは現場の判断に直結するからです。
たとえば、現場の病態で分からないことをそのままにしていた場合、不思議なことに同じような現場に行ったりします。
そういったことを繰り返していると、分からないことが多くなってきて、現場活動の判断があいまいになってしまい、救急活動に影響が出てきます。
救命士は追求して学習しないと判断があいまいになって救急活動に影響が出てくることを知っています。
だから、追及しているのです。
自分の判断が鈍らないように追求しています。
救命士が勤務中、やたら本を読んでいませんか??
あの姿は、休む間を惜しんで、自分の判断力を養っているのです。
「あなた」も判断力を養うのなら、まずはベースとなる知識をつけていきましょう!!
救命士に必要な能力は追求する学習能力です。
なぜなら、分からいことは現場の判断に直結するからです。
【救命士に必要な能力④】コミュニケーション力と柔軟な対応
救命士に必要な能力はコミュニケーションと柔軟な対応です。
なぜなら、救急現場は傷病者への接遇が求められているからです。
たとえば、傷病者が悪態をつくからと言って、こちらも「塩対応」していたら、絶対に「クレーム」がやってきます。
どんな状況でも「立場」を考えて活動をおこなわないと問題となります。
また、「DNAR」はよく問題になります。なぜならマニュアルがないからです。
DNARの意思がある家族で、救急要請をしたケースです。
家族は、CPA=救急要請と思っています。(かかりつけの病院から説明は受けているのですが・・・。)
よくあるのは、家族の思いは、いざ、最期のときがきて病院搬送の希望が出てきたことやあまりにも突然のことで、びっくりしてどこに連絡したらいいか分からなかったから救急要請したということです。
一方救急隊は、DNAR=不搬送と思っています。
どうしても、救急隊は業務的になってしまいます。家族の思いに寄り添えません。
ここで、家族と救急隊との「思いの差」が発生してしまって、コミュニケーション不足が発生します。
このコミュニケーション不足は解消できないの??
どうして、救急要請をしたのか考えると、その「答え」は見えてみるだろうから。
業務的な「救急隊の立場」だけで活動を行っていると「家族からのクレーム」という形で帰ってきます。
傷病者の立場になって考えることができる、温かい救命士になってくれたら、僕もうれしいです!!
救命士に必要な能力はコミュニケーションと柔軟な対応です。
なぜなら、救急現場は傷病者の接遇が求められているからです。
その接遇は傷病者の立場になって考えることが重要になります。
【救命士に必要な能力⑤】何度も出動できる体力
救命士に必要な能力は何度も出動できる体力です。
なぜなら、救急指令は止まらないからです。
たとえば、各消防本部の状況にもよりますが、その日の勤務する救命士が1人だった場合、1日を通して救急車に乗らないといけません。(機関員、隊員は状況によって交代ができますが)
救急車の頼みの綱の救命士がバテテしまったら救急業務が回らなくなりますよね💦
また、体力が底をついた状態で救急車に乗るのは大変危険で、集中力の欠如から、交通事故が起こったり、医療事故が起こったりする可能性が増えます。
あまりにも集中力がなくなったり事故が起こったりしたからです。
さらに体力の差は、活動クオリティーにも出てきます。体力に自信のある人は、勤務が終わるまで、同じような活動ができますが、体力に自信がない人は、自分のことだけでいっぱいいっぱいなります。
それなので、体力の有無はいろんなところに影響があります。
救助隊が体力いるってイメージがありますが、実は救命士の方が体力がいります。そもそもの出動件数が違うからね。
勤務の中で救急業務をやり遂げるためにも、体力は必須だね!!
救命士に必要な能力は何度も出動できる体力です。
なぜなら、救急指令は止まらないからです。
まとめ
【救命士に必要な能力①】短時間で発揮する高い集中力
救命士に必要な能力は短期で発揮する集中力です。
なぜなら、救急現場ではいろいろな活動を効率よく行うからです。
集中できていない場合、医療事故や病院選定を誤って、選定していない病院に搬送したりと「事故」が発生します。
【救命士に必要な能力②】即決できる判断力
救命士に必要な能力は即決できる判断力です。
なぜなら、判断が遅いと、病院到着が遅くなるからです。
遅い判断であれば、だれでも行うことができます。
【救命士に必要な能力③】追求する学習能力
救命士に必要な能力はコミュニケーションと柔軟な対応です。
なぜなら、救急現場は傷病者の接遇が求められているからです。
【救命士に必要な能力④】コミュニケーション力と柔軟な対応
救命士に必要な能力はコミュニケーションと柔軟な対応です。
なぜなら、救急現場は傷病者の接遇が求められているからです。
その接遇は傷病者の立場になって考えることが重要になります。
【救命士に必要な能力⑤】何度も出動できる体力
救命士に必要な能力は何度も出動できる体力です。
なぜなら、救急指令は止まらないからです。
以上となります。
救命士を目指そうと思ったときに、どうしても国家試験や座学のことばかり目が行ってしまいます。
案の定、救命士になってからとても苦労していたし、現場活動で集中力を切らして事故寸前ってこともあったんだ。
※僕も最近では立場上、そういったところも指導させてもらっています。
指導させてもらってからは、初めから救命士としての現場活動がスムーズに行えるようになってきたよ。
じゃあ、どうやって養うのって思いますよね??
もう一度救命士に必要な能力をまとめてみました。
・短時間で発揮する高い集中力
・即決できる判断力
・追求する学習能力
・コミュニケーション力と柔軟な対応
・何度も出動できる体力
これを知っていれば「救命士に必要な能力」を見つける視点になります。
この視点を持って、いっしょに活動している救命士を見てください。きっと救急活動の見方が変わってくるし、さまざまな疑問が出てきます。
その疑問とは、たとえば、「今の傷病者の病態の答え合わせをしたい。解説してほしい」って形で。
この状態になると、「救命士に必要な能力」の「即決できる判断力」に通じてきますし、質問を繰り返していくことで「救命士に必要な能力」を手に入れた状態となります。
それなので、この視点を手に入れた「あなた」は明日から動いてみないと損したことになります。なぜなら救命士に必要な能力を知ったわけですから。
勉強ばかりしているイメージだったけど、それだけじゃない「影の努力」がこの記事ではっきりわかったよ!!
これからも、市民のために、努力していってほしいと思います。
いつもありがとうね!!
救命士には勉強だけじゃだめなの??
救命士として現場活動を行うために必要な能力を知りたい。
どんな能力を鍛えたら、現場活動に役に立つのか知りたい。