消防士さんって男性のイメージがあるけど
女性もいるの？？
でもね、割合は多くないんだよ！
というか、すごーく少ないね・・・。
女性なのに救急救命士や消防士ってすごくかっこいい。
色々教えてなのー。
もくじ
女性救急救命士（消防士）の現状～女性は必要なのか？～
・体力面以外で男性救命士は女性救命士に勝てない！？
・女性救命士の特徴は全国共通で〇〇！
・男も女も関係ない！性別を気にしているのは男だけ
・女性がいるだけで男性は劇的に良い方へ変わる！
・現役女性救急救命士のリアルの声を聞いてください（知り合いの現役女性救命士にインタビューしました！）
もしこの記事を読んでくれている女性救急救命士や消防士のみなさん
先に謝っておきます。ごめんなさい、すみません。
ハラスメントになることも書きました。
ただ僕が思っていること、すべてを書きましたので
最後までご覧いただけると嬉しいです。
女性消防士の割合
全国の女性消防士の割合は２.９％です。
警察官は８.９％ 自衛官は６.５％
総務省消防庁は女性活躍の推進をうたい
２０２６年４月までに女性消防士の割合を５％とする目標です。
あのー、５％って少ないくないですか？消費税でも１０％ですよ。
僕が考える理想的な女性消防士の割合は２０％です。
その理由は、毎日一人は女性がいてくれるからです。
女性が一人でもいてくれると、男性救急救命士（消防士）からすると
本当に心強いです。特に救急現場での女性の存在は必要不可欠ですね。
女性傷病者の観察、子供の対応、家族の目線
そのすべてにおいて女性救急救命士は勝ります。
だってトイレの掃除も、お風呂屋さんの掃除も、コンビニの店員さんも
レストランのウエイトレスも、絶対に女性の方がいいと思いますもん。
女性救急救命士（消防士）の特徴 １０選
１、男より男
記事を読んでいただいている女性消防士のみなさん、ごめんなさい。
女性がわずか３％という仕事を選んだあなたは男らしいです。
根性が座っている、ちょっとやそっとのことじゃ弱音を吐かない。
常に強気、誰よりも頑張り屋。
まさに昭和の「九州男児」みたいに見えます。会ったことはありませんが・・・。
そのため仕事を任されやすいですね。
特に広報的な仕事は真っ先に回ってきます。
２、ガチの運動部（あっ、吹奏楽部もいた）
高校や大学までしっかり運動部に入っていた方が多いです。
ソフトボール、サッカー、陸上、チアリーダーetc。
吹奏楽部の方もいますが音楽隊に入られています。
やはり体が資本。消防士になってからもしっかりと運動をしていて
まず太っている人はいません。
オリンピック選手の姉もいますよ。
そして、まさに特徴的なことが自分のことを「自分」と言います。
「自分は、救急救命士になりたくて・・・」
「自分は、明日から休みです」
「自分、自分、自分・・・」
どうか「わたし」と言って！！！
３、すっぴん
２０代の消防士は全員すっぴんです。はい。
なんなら消防の飲み会にもすっぴん。
あっ、一人ばっちりメイクの方がいるのですが
仮眠中はすっぴんで、夜中にトイレに起きた時にたまたま
男性消防士と鉢合わせになり、その男性消防士が「えっ？だれっ？？」
ってなったというエピソードを聞いたことがあります笑
４、普段着でもGショック
アッキーさんの記事にも書いてありますが
消防士の付けている時計第一位がGショックのように
女性もGショックが多いです。
そしてプライベートもそのままGショック。見てしまった僕がショック・・・。
プライベートくらいはちょっとオシャレしたり化粧してほしいなぁ。
５、声がハスキー
消防士は現場ではかなり大きな声で指示を出したり指示を受けたりします。
そのせいか、ハスキーボイスの方が多い印象を受けます。
６、ショートカット
女性はロングヘアーが禁止されているのでしょうか？
僕はロングで髪を結んだ方が色々と活動もしやすいと思います。
僕が見た今まで一番短い女性消防士・・・坊主。
７、晩婚傾向
これは完全に怒られますね汗
交友関係が消防関係になっていて、一般男性と知り合う機会はかなり少ないようです。
僕にもしょっちゅう「いい人、紹介してくれませんか？」っと相談がきます。
僕の同期の３人も３０代・・・いやアラフォー？！みんな未婚だ笑
８、彼氏が消防士・・・消防士は嫌だと言いながらもなんだかんだ
これ絶対に当たっていると思うのですが違いますか？！
「最近、彼氏できたんですよ」
「えっ、どこの人？」
「いや、その、あのー」
「なんや、消防士かい」
「なんでわかったんですか？」
この流れでだいたいわかります。
９、パソコン苦手
ブラインドタッチなんてもってのほか、人差し指でPCをパチパチと。
救急救命士だとこれからも報告書をたくさん作るから
まずは指の配置から覚えましょう。
１０、僕のことが好きなのって思う瞬間がたまにある
「みやびさんみたいな人が理想です」おいおい！俺に気があるの？
って思った男性消防士！まったく違います。
根も葉もなく言った言葉です。
男性救急救命士（消防士）から見た女性救急救命士（消防士）
１、なんで消防に入ったの？
色々な職業がある中で、なぜ救急車や消防車に乗るという道を選んだのか？
これは本当になぞだったのですが、考えすぎていたようです。
同期の女性救急救命士に聞きました。
消防士になった当時は、男性職員と自分を比べていたけど
今は性別で比べることがなくなったな。もちろん体力面とかね。
男性に敵わないことも多々あるけど、でもそこは得意な人に任せれば良い。
私は私で、私にしか出来ない気遣いだったり
新しい目線で仕事が出来ることを。
いまではすごく誇らしく思ってたりもする！
大切なのは考え方であって、性別ではないということです。
２、広報はすべて彼女に
これは男性の性です。
ポスターには男よりも女、CMにも男よりも女、救命講習会にも男よりも女です。
とにかく消防というTHE男団体に女性がいるだけでギャップとなり映えます。
映えまくります。
３、たまにの制服に胸キュン
普段の業務で制服を着る機会って本当に少ないです。
ELSTAでも制服を着る機会はありませんし、所属での式典も年に数回。
当務の日であれば式典は欠席。
そんな女性救急救命士が制服を着るとけっこういい感じに見えます。
たぶんモテます。
ちなみに救急服は救急の制服なんですよ。意外と知らない人が多い。
女性救急救命士（消防士）の８つの必要性
～女性がいることで変わる男達～
１、身なりに気を遣う
どうしても男性社会なので身なりに気を使えず服装が乱れます。
そこに紅一点が加わると男性はシャキッとします。
２、不潔感が消える
女性に見られているということを意識します。
爪、髪、肌、臭いに敏感になり、男性の職場にとって良いことずくめです。
３、下ネタを言わなくなる
下ネタもTHE男団体の特徴と言えるでしょう。
そんな下ネタが職場から消えてなくなります。
たぶん下ネタは若い男性消防士にとっても不快だったりしませんか？
僕は大丈夫なのですが
この消防の悪い風習？は少しずつ減らしていきたいですね。
４、すぐに脱がなくなる
消防士=筋肉大好き とにかく自分の体を見せたい人が多いです。
街でも田舎でも居酒屋でもすぐに脱ぎたがります。
でもここに女性がいると、はい、脱ぎません。
理性が残っているのでしょうね。
５、優しくなる
これは間違いないです。特に３５歳以上の男性。
父性本能みないな感じなのでしょうか？
さっきまでガミガミとパワハラかというくらい怒っていたかと思いきや
ポーンと女性が来るだけでシーーーーン。
いるだけ電気ショックみたいな感じですね。
６、だいたいみんな好き
９５％の男性はその職場の女性救急救命士のことが好きです。
もちろんLOVEというよりLIKEですよ。
もし８０％を切っていたら自分を見直した方がいいです。
８、シャワーに必ず入る
今までシャワーしたこと見たことないっていう上司が
シャワーにちゃんと入るようになってくれます。
女性と話すのは奥さんぶりみたいな上司が
急に女性が入ってきたもんだからビシッとします。
女性救急救命士（消防士）を雇うことの課題
やはりどうしても昔からの風習。
そして公務員という前例踏襲なところ。
現状３％しか女性がいないことがすべてを物語っていると思います。
ただ、絶対的に力が必要な職種なため過半数を超えるわけにはいきません。
冒頭で書いた２０％が僕の理想と考えます。
その中で課題を考察したいと思います。
ハード面
これまで男性しかいなかった建物なので改修工事が必要になり、お金がかかります。
トイレ、シャワー室、寝室、女性部屋、被服、装備など
新たに建てるもの、新たに導入するものへの費用が必ず発生します。
その予算取りをどうするか、議会で承認を得るためには
大きな壁がまだまだありそうですね。
ソフト面
ハラスメント対策が絶対に必要です。
世間にハラスメントという言葉を広めるきっかけとなった「セクハラ」
今では「髪切ったね」というだけでもセクハラになる時代ですので注意が必要です。
また産休や育休のための人員確保。
新人教育方法の見直し。
正直、ソフト面の課題は山積みです。そしてこの山を崩す人がいない。
なんとか力になれるように頑張ります。
女性救命士の現場の声
東北のW女性救急救命士からの声
「うぬぼれるな」
職場では常にチヤホヤされ、優しく接しられ、甘えてしまうだろう。
でもそれは「あなた」だからじゃない。
「女性」だからということ。
そこに対して決して自分に惚れてはいけない。
常に自分に厳しく、人に優しく。
小学校で習うことを率先して示せ。
北陸のS女性救急救命士からの声
誰もが言うことしか思いつかなかったんですけど、、
女性消防士いるんだー！って言われたときは嬉しいです！
「男は度胸」「女は愛嬌」って言うように
住民の方とも老若男女問わず仲良くなれるのは
女性消防士の愛嬌やと思ってます！
住宅訪問したときも警戒されにくいです！
救急救命士としては、なんと言ってもありがとう
って言ってもらえたときですかね！
女性や、ちびっこは任せてください！って感じです！
男性だと観察しにくいところも抵抗なくできます！
なので見落としは少なくできるので利点ですかね！
大変なことは、はじめての女消防士だったので
最初は女消防士なんてって受け入れてくれない人は少なからずいました！
今はそういうのもなくなって火災現場に行ったときは
男女関係なく扱ってくれて屋内侵入するときも選んでくれるので嬉しいです！
それでも体力的には辛いと思ってしまうので
火災現場の後は毎回落ち込むほど悔しいですかね！
大型免許も取って機関員もできるので
もし次に現場行けるときがあればそっちでも頑張りたいです。
後は、講習会でも住民に広報するために勉強して
住民に伝えてそれがいつか災害が起きたときに
役に立って命が救えたらすごい嬉しいです！丸儲けです。
正直「男になりてー！」って思ったことは何回もありますし
大変なことばかりでしたけど
頑張ればそれが楽しかったり、嬉しいに繋がるので結局はこの仕事が好きです。
関東のA女性救急救命士
仕事してて楽しい事はたっっくさんある！！！！
大変だったり落ち込むこともある！！！！
けどそれが果たして「女性だから」かって言われると
なかなか難しいなって思った。
私はさ、〇〇市では女性初の消防士として採用されていて
そのあと、もちろん女性初の救急救命士になったわけなんだけど。
仕事を始めて〇〇年。
最初の頃は、「男の人に負けないように頑張らなきゃ！」
ってものすごく必死だったの。
職場の人にも市民の人にも何かあれば比べられてしまう気がして。
とにかく男性に負けないように、がっかりさせないように
って思って仕事してたなぁと。
でも、今は、男性職員と自分を性別で比べることがなくなったな。
もちろん体力面とかね、男性に敵わないことも多々あるけど
でもそこは得意な人に任せれば良いし
私は私で、私にしか出来ない気遣いだったり
新しい目線で仕事が出来ることを
今ではすごく誇らしく思ってたりもする！！
子供にも泣かれないしねw
あとはやっぱりねーー！
現場で「女性の消防士（救命士）さんもいるんですね〜！！
知らなかった！！カッコ良い！！」
とか言ってもらえる時は素直になんかめちゃめちゃ嬉しい。
まだまだ男性の職場と思われがちだけど
私の存在で「女性でもなれるんだよー」ってわかってもらえたり
またそこから誰か未来の女性消防士を目指す子が出てきてくれたら
さらに嬉しいなぁなんて思っちゃってる！！
だから「女性の人がいるんですね！！知らなかった！！カッコ良い！！
私もやってみたいー！！」
って、なってくれたら良いなと思ってる。
消防だからって男っぽくしなきゃいけないとか私は全然ないと思うし
比べて気にすることなんか何にもなくて。
頼れるところは頼れば良いし、得意な部分は存分に発揮すれば良いと思うー！
今はそう思えてるからこそ
女性消防士だからというよりは、この仕事だから嬉しい、楽しい！
と感じることがほとんどだよ。
もちろんハード面（施設）がなくて大変だった事はたくさんあるけどw
それはまた職場内の話だからねw
何でもそうだけど、０から1を作り出すのって本当に大変だよね。
だからつい出来ないことばかりに目が行きがちで。
でも全然そんな事はないしさ！
やりたい気持ちがあれば、基本何でもできるのである！！
やる気と自信に満ち溢れた女性はめっちゃカッコ良い！！
最近話した会社の社長も言ってた！
「何をしたいのか⁇何のためにするのか⁇を持ってる人はやっぱり強いよ。」
って。
まとめ
・体力面以外で男性救命士は女性救命士に勝てない！？
・女性救命士の特徴は全国共通で『「女性消防士いるんだ」と言われると嬉しい』
・男も女も関係ない！性別を気にしているのは男だけ
・女性がいるだけで男性は劇的に良い方へ変わる！
・現役女性救急救命士のリアルの声を聞いてください（知り合いの現役女性救命士にインタビューしました！）
最後に
今はまだまだ女性救急救命士や消防士が珍しいと思われる時代です。
ただ、だからこそ魅力的で、すばらしい職業だと思います。
救急救命士や消防士というだけで、世間からは信頼されます。
僕も子供の習い事の場で
「みやびさんがいると、とても安心します。もし子供たちに何かあっても助けてくれるし」
と、言われたときは本当に嬉しかったし、もっと頑張ろうって思いました。
また、市内の放送で消防のお知らせが流れた時に女性の声だと、僕の友人は
「あっ、今日は女の子！なんかいいことありそう！」
珍しい職業だけど、女性救急救命士や消防士は欠かせない存在になっていますね。
僕が知る女性救急救命士や消防士は本当にすばらしい方しかいません。
住民の方と同じように、僕もいつも助けられています。
これからもっとたくさんの女性がこの仕事を目指し
同じ仕事ができる日を、心待ちにしています。
そして誰よりも住民の方が、あなたの存在を必要としています。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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