【一般市民向け】救急車で病院へ行くべき「めまい」の鑑別方法や症状をわかりやすくまとめました!

救急車で病院へ行くべきめまい

こんにちは、空飯です。

めまいを起こす人の多くは末梢性(内耳性)のめまいで軽傷です。
※脳のめまいと耳のめまいがある。末梢性とは耳のめまいのこと。

しかし、そんな患者に紛れて緊急性の高い中枢性のめまい患者が存在します。
※中枢性めまい=脳のめまい

中枢性めまいのなかでも小脳出血は迅速に対応しなくては生命が危険に晒されます。
※脳の血管がなんらかの理由で出血する。小脳出血だとめまいが起きることがある。

中枢性めまい、特に小脳出血を少しでも疑ったら救急車を呼びましょう。

ここでは末梢性と中枢性のめまいの鑑別方法(見分け方)や両者の症状をまとめております。

末梢性めまい(耳のめまい)の症状と鑑別方法(比較的安心)

  • 耳鳴り
  • 難聴(聞こえにくい)
  • 頭位性眼振増強(頭を振る、位置を変える)(目が「ピクンッ」と振れる現象)詳しくはこちら
  • 頭の位置を変えることでめまい増大(寝返りでめまいが強くなる)
  • 水平性眼振(「これを目で追ってください」と横に目線を追わせるときに起きる眼振)
  • カロリックテスト陰性、低下(耳に液体を入れ眼振を見る病院の検査)

中枢性めまい(脳のめまい)の症状と鑑別方法(即119番救急車!)

  • 意識消失(気を失う、失神)
  • 神経症状(手に力が入らないなどの麻痺などのこと)
  • 回転性眼振(目がくるくる回る眼振)
  • 垂直性眼振(「これを目で追ってください」と縦に目線を追わせるときに起きる眼振)

中枢性のめまい(脳のめまい)は危険です。

すぐに救急車を手配してください。

特に意識消失や神経症状(麻痺や歩行障害などの運動失調)がでたらすぐに119番に通報してください。

小脳出血の鑑別

小脳出血の症状は強い嘔気(吐き気)。

めまい、体幹部の動揺(姿勢を保てない)、歩行障害(歩けない)などの失調症状です。

簡単に実施できる鑑別方法として、鼻指試験手回内・回外試験をおすすめします。

まとめ

めまいと嘔吐の患者では、末梢性と中枢性の鑑別が重要。

中枢性めまいのほとんどは脳幹の虚血か小脳出血(梗塞)

特に時間との闘いである小脳出血を見逃さないことがめまいを起こした人の人生を左右します。

一般の方へ向けたまとめ

めまいの起こした人で特に救急車が必要な場合をまとめます。

  • 気を失う、失神した
  • 手に力が入らない、力が入らずうまく歩けない(めまいの人は具合が悪く歩けません。「力が入らない」というのがポイントです。)
  • 鼻と指をくっつける試験ができない(やり方はこちら)

【めまい+上記の症状1つでも】はすぐに119して救急車を呼んでください。

具合の悪い人が拒否してもまずは呼びましょう。

119するときは「誰がどうされましたか?」と聞かれます。

そこで次のように答えると緊急性が高い事案と判断して救急隊もよりスムーズな活動に構えることができます。

「60歳の父が今日の9時頃から突然めまいを起こしました。手に力が入らないと言ってコップを持つことができません。」

このように通報すると通信指令課より救急隊に無線が飛びます。

おそらくこの内容で救急隊長に「小脳出血」のスイッチが入り、より専門性の高い病院を選定してくれることでしょう。

 

空飯

ただ「めまい」だけの通報だと、重要な麻痺などを見逃す恐れがありあます。(あってはならないですが「軽症のめまい」に慣れすぎてナメてかかるとあり得ます。基本は麻痺を観察するはずです。)

もし、そのようなことが起こると近くの病院に搬送され、そこから転院なんてこともあり得ます。(治療開始の時間が遅れます。そもそも「様子を見よう」と救急車を呼ばないと大変なことに)

小脳出血の症状を見逃さないことが家族や大切な人の人生を良い方へ導くことができます。

脳卒中の特徴一覧
出典 救命士テキスト

感謝

この記事は「毛利さん」というFacebookのフォロワーからの意見で一般市民にもわかりやすいように改善されました。

この場を借りて御礼申し上げます。

こちらでもめまいについて記載してます

 

「めまい」で医師がほしい情報10項目

2018.04.04

【まとめ】救急隊のめまい対応完全版!

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参考図書

 

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