呼吸停止やCPA患者で用手での気道確保が困難な時に多く使用されているのがこのラリンゲアルチューブです。
具体的な挿入時のセリフを記載しています。ご覧ください。
LT実施要領(セリフ)
ラリンゲアルチューブ挿入
口の中に指が入ります 顎を上に挙げます
口の中にチューブが入ります 抵抗なし 抵抗なし 抵抗なし
ティースマーク位置よし
カフエア注入
パイロットバルーンよし(シリンジを抜いて)パイロットバルーンよし
バック接続 目視で換気確認 抵抗なし 胸部挙上よし
聴診にて確認 左から 左換気良好 右 右換気良好
固定実施 (1・2・3・4・5・6)
(補助者)
固定開始 上顎から固定 上顎固定よし
口の中にバイトブロックが入ります バイトブロックよし
下顎固定 下顎固定よし
固定よし(1・2・3・4・5・6)
(実施者)
ラリンゲアルチューブ挿入終了
まとめ

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理由は「シンプルで扱いやすく、禁忌事項が少ない」という2点です。
食道静脈瘤の現病歴がある傷病者にはWBやコンビチューブは使えません。
しかし、このLTは使用できます。
このように制約が少ないのも救命士に好かれる理由となっています。
固定も付属の固定器具を使えばさらに迅速な処置が可能です。