ショックとは?ショックの判断方法と見分け方

救命士が行う処置として「CPA前の静脈路確保と輸液」があります。追加2処置などと呼ばれるこの処置はショックの患者にのみ実施できます。ですから、迅速確実なショックの判断は大切です。ここではショックについてのおさらいと判断方法を記載します。

スポンサードリンク


そもそもショックとは?

ショックとは重要臓器への循環不全
単に血圧が低いことを言うのではない。血圧が正常でもショックはあり得る。
血圧=心拍出量×末梢血管抵抗
たとえショックであっても、生体は血流や血管抵抗の代償機転が機能すれば血圧を維持しうる。
しかし、血圧がショックを判断するのに無関係というわけではない。収縮期血圧90mmHg以下の低下をショックの指標とすることも多い。
普段150mmHg以上なら、普段の血圧から60mmHg以上低下した場合もショックである。
血圧だけで判断せず「皮膚所見」「脈」に加えて問診や意識状態、頸静脈の怒張の有無などを加味して総合的に判断することが重要。

ショックの分類4種類を言えますか?

  1. 循環血液量減少性ショック (出血性 体液喪失)輸液効果○
  2. 心原性ショック (心筋性 器質的 不整脈性)輸液効果×
  3. 閉塞性ショック (緊張性気胸 心タンポナーデ 広範囲肺塞栓症 収縮性心膜炎)輸液効果×
  4. 血液分布異常性ショック(神経原性 敗血症性 アナフィラキシー)輸液効果○

ショックの判断方法

【皮膚所見】 蒼白、冷汗、湿潤を認めることが多い。
※神経原性ショックでは冷汗を欠くことがある。
※ポカポカショックである敗血症やアナフィラキシーショックでは、神経原性ショックでは末梢が温かいことがある。

【脈】頻脈かつ微弱を呈することが多い。
※神経原性ショックや心原性ショックでは除脈を呈することもある。

【血圧】低いことが多い。
必ずしも低いとは限らず、血圧が正常であってもショックを除外できない。

まとめ

ショックを完璧に早期に判断できる理学所見は無い。
よって、【皮膚所見】【脈】【血圧】に加えて問診や意識状態、呼吸状態、頸静脈の怒張の有無などを加味して総合的に判断することが重要。

ワンポイントアドバイス

ショックでの輸液実施判断で大切なのが心原性ショックと他のショックの鑑別です。心原性ショックの見分け方のアドバイスです。心原性ショックの場合静脈血がうっ血するのが特徴的です。頸静脈の怒張だけで心原性ショックを判断するのは不安ですよね?なので座位の時は患者の手肩の高さまで上げてみましょう。それでも手背の静脈がうっ血している場合心原性ショックの可能性が高くなります。さらに爪を押してみましょう。白いままの状態が2秒以上続いた場合、末梢循環不全の可能性が高いです。これら二つを観察できた場合は心原性ショックを疑います。

スポンサードリンク


この記事が参考になったら「いいね!」しよう

Facebook・Twitterで最新情報をお届け中!

最新情報や役立つ情報を更新中!

あなたのクリックが応援になります! にほんブログ村

コメントを残す