【スクイージング方法】排痰ではなく喘息時の呼吸介助説明

スクイージングの方法。喘息発作時の救急隊の胸郭外胸部圧迫。

胸郭外胸部圧迫(スクイージング)による呼吸介助とは

胸郭外胸部圧迫(スクイジング)による呼吸介助手技とは、呼気時に胸郭を用手的に圧迫する方法である。

呼気を促進して呼出ガス三を増大させ吸気時には相対的に増加した胸郭の弾性復元力によって,胸郭に大きな拡張が得られ吸気量の増加が促される。

呼吸介助により、換気量の増加、呼気流速の増加、気管支喘息発作時ではSpO2値の増加が期待される。

 

スクイージングの方法

起坐呼吸をしている場合の呼吸介助は、次のような方法で行う。

傷病者の背部からギャッジアッブの体位で、あるいは傷病者の斜め前から

  1. 手掌を乳頭より1~2肋間下に置き、手掌全体を接触させる。(その際手根部などの一部に圧が集中しないように心がける。)
  2. 介助の方向は胸郭の運動方向に一致させ,肘は軽度屈曲位で両手を平行に約45度下方に引き下げるように圧迫し、呼気が抜けてくるのを手で感じ取るようにする。
  3. 吸気に入る瞬間、圧迫を解除し、胸郭の復元力により吸気を促す。

 

頻呼吸の場合は、まず傷病者の呼吸リズムに合わせることからはじめ、可能なら徐々に1回換気量を増やし呼吸数を下げるように誘導していく。

呼吸が速く介助が追いつかなければ2~3回に1回の割合で呼気を介助する。

圧迫の強度は弱すぎても効果は得られないが逆に強すぎると胸腔内圧が上昇し気道虚脱を生じより喘鳴が増強する場合もあるので、介助下に呼吸音の聴取を行う。

 

意識障害時のスクイージングは?

意識障害を伴うような菫篤例では、仰臥位での下部胸郭介助を行う

下部胸郭介助の方法

この方法では介助者は傷病者の腰部の横に頭部に向かって座り,下部胸部に両手掌を置き,呼気に合わせ,胸郭の運動方向に一致させ胸郭を45度下方に圧迫する。

その際介助者は肘を屈曲し,頭を下け、ながら身体全体で介助するようにすると行いやすい。

呼気の初期は軽い圧迫で呼気が抜けてくるのを確かめ,徐々に胸郭の圧迫を強める。

傷病者の協力が得られれば、「フーッ、フーッ」とリズムを整えるよう声かけをして口すぼめ呼吸を促す。

傷病者には吸気ではなく,呼気を意識してもらうとよい

 

呼吸介助に大切な4つの要素

呼吸介助で大切なのは

  1. タッチ
  2. 方向性
  3. リズム
  4. 強さ

搬送中は揺れが強いので、坐位で呼吸介助を行う場合には傷病者と介助者の姿勢が安定するよう留意する。

その他の注意事項

強い圧迫による肋骨骨折や肺の圧外傷による気胸の合併症を起こさないよう、細心の注意を払わなければならない。
とくに老人では骨粗髭症による肋骨骨折が起こりやすいので注意する。

スクイージングのまとめ

空飯

手技が難しいので訓練を積んでから実践しましょう。

スクイジングをやっている最中も「楽になりますか?」などと相手の表情を見ながら効果を聞くことが大事です。

スクイジング以前に、起坐位にし、あぐらをかかせ、毛布を抱かせることが重要です。

さらに口すぼめ呼吸も指導しましょう!

もちろん酸素投与も忘れずに。

SpO2は90%以上を保つようにしましょう。

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2016.11.23

参考資料

スクイージングの方法。喘息発作時の救急隊の胸郭外胸部圧迫。

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