「消防士になったけど、救急救命士になるにはどうしたらいい?」
「救命士の資格を取ってから消防士になるのと、どっちがいいの?」
この記事では、消防士から救急救命士になるまでのルートと条件を、元救急救命士の私の体験談をもとに解説します。私は消防士として12年働き、所属していた本部で最年少で救命士になりました。
研修所での補講を避けられるかは、入校前の勉強で決まります。私が入校前に国試合格レベルになった効率の良い勉強方法を、公式LINEで動画にしてプレゼントしています。
▶ 公式LINEで動画を受け取る(無料)
・救命士になるルートは「消防士になってから研修所へ」と「養成校で資格を取ってから消防士へ」の2つ
・消防士になってから目指す場合、救急業務5年(または2,000時間)以上の経験と、6か月以上の養成課程が必要
・研修所に誰が行くかは所属の本部が決める。「なりたい」と伝え続け、実績と勉強を積み重ねることが大切


まずは違いから説明するね。
消防士・救急隊員・救急救命士の違い
| 呼び方 | 意味 |
|---|---|
| 消防士 | 消防職員のこと。消火・救助・救急など、消防の仕事全般を担う |
| 救急隊員 | 救急車に乗る消防士。救急業務に関する講習を修了している |
| 救急救命士 | 国家資格。国家試験に合格し、特定行為(医師の指示のもとで行う高度な処置)ができる |
つまり、消防の救急救命士は「消防士であり、救急隊員であり、救急救命士の資格も持っている人」です。
消防士が救急救命士になる2つのルート
ルート① 消防士になってから研修所へ行く
消防士として採用され、救急隊員として経験を積んでから、研修所などの養成課程で学んで国家試験を受けるルートです。私はこのルートで救命士になりました。
学費は所属の本部が負担してくれることが多く(私の場合も自己負担なし)、研修中も基本給が出ます。ただし、研修所に誰が行くかは本部が決めるので、選ばれないと行けません。
ルート② 養成校で資格を取ってから消防士になる
大学や専門学校などで救急救命士の課程を学び、国家試験に合格してから、消防の採用試験を受けるルートです。
学費は自己負担になりますが、消防に入る時点で資格を持っています。ただし、救命士の資格があっても、消防の採用試験には別に合格する必要があります。
この記事では、すでに消防士の人や、これから消防士になる人に向けて、ルート①をくわしく解説します。
消防士になってから救急救命士になるまでの流れ
消防職員が救急救命士の国家試験を受けるには、次の条件があります。
② 救急業務に5年、または2,000時間以上従事している
③ 6か月以上の救急救命士養成課程(研修所など)を修了する
国家試験に合格したあとは、160時間以上の病院実習を経て、救急救命士として活動します。
資格取得後、消防機関に所属する救急救命士は、救急業務に従事するに当たり160時間以上の病院実習を受け、その後も2年ごとに128時間以上(うち、病院実習は48時間以上)の再教育を受けることとされている。
研修所に行く人の選ばれ方や、入校前テストについては、次の記事でくわしく解説しています。
私が消防士から救急救命士になるまで(体験談)
私は19歳で消防士になりました。救急救命士を本気で目指すようになったきっかけは、消防4年目ごろの東日本大震災です。
緊急消防援助隊として岩手県宮古市に入り、「人は本当に突然亡くなる」ということを強烈に体験しました。そこから、一番地域の人に貢献できる救急救命士を、全力で目指すようになりました。
当時の私の本部では、救命士はそれほど人気がありませんでした。給料は大きく変わらないのに、仕事量と責任が増えるからです。だからこそ、目指す人には声がかかりやすい面もありました。
私がやったことは、次の章の4つです。その結果、推薦で研修所に行くことが決まり、2014年にエルスタ東京に入校しました。本部では最年少で救急救命士になれました。

消防士が救急救命士を目指すときの4つのコツ
① 「救命士になりたい」と伝え続ける
まずは周りの人や上司に、「救命士を目指しています」と伝えておくことです。私は消防2年目から「救急に乗りたいです」と伝え続けていました。意思を見せている人には、救急への配属や研修所の推薦で声がかかりやすくなります。
② 救急で実績を作る
私は、消防の意見発表大会に何度も出て、救急の話をし続けました。3回目に県大会で優秀賞をとったことで、「救命士を目指して頑張っているやつ」と認めてもらえるようになりました。
③ 出動のあとに振り返る
救急出動から帰ったら、「あの主訴とあのバイタルは何だったんだろう?」と必ず救急隊のテキストで調べ、ノートにまとめていました。現場の経験と知識がつながるので、国家試験の勉強にもそのまま役立ちます。
④ 国家試験の勉強を先に始める
選考試験がある本部では、救急の知識がそのまま点数になります。研修所に入る前に国家試験の合格レベルになっておけば、研修中の補講も避けられます。私も入校の約2年前から勉強を始め、入校時には合格レベルになっていました。
研修所での補講を避けられるかは、入校前の勉強で決まります。私が入校前に国試合格レベルになった効率の良い勉強方法を、公式LINEで動画にしてプレゼントしています。
▶ 公式LINEで動画を受け取る(無料)
よくある質問
Q. 消防士なら誰でも救急救命士になれますか?
A. 誰でもなれるわけではありません。救急業務の経験などの条件を満たし、所属の本部に選ばれて養成課程を修了し、国家試験に合格する必要があります。
Q. 消防士になってから救急救命士になるまで、何年かかりますか?
A. 救急業務5年(または2,000時間)以上の経験と、6か月以上の養成課程が必要です。実際には、本部の選抜の時期によってさらに時間がかかることもあります。
Q. 消防学校で救急救命士の資格は取れますか?
A. 採用後すぐの初任教育で、救急救命士の資格は取れません。ただし、救急救命士の養成課程を置いている消防学校もあり、本部によってはそこで学びます。
Q. 救急救命士の資格を持っていると、消防の採用で有利ですか?
A. 本部によっては、救急救命士の資格を持つ人の採用枠を設けているところもあります。くわしくは、受けたい本部の採用案内を確認してください。
まとめ
・ルートは「消防士 → 研修所」と「養成校 → 消防士」の2つ
・消防職員ルートは、救急業務5年(2,000時間)以上と、6か月以上の養成課程が必要
・研修所に誰が行くかは所属の本部が決める
・「なりたい」と伝え続け、実績と勉強を積み重ねる
救急救命士は、地域の人の命を一番近くで守れる仕事です。目指すと決めたら、今日から準備を始めましょう。
研修所での補講を避けられるかは、入校前の勉強で決まります。私が入校前に国試合格レベルになった効率の良い勉強方法を、公式LINEで動画にしてプレゼントしています。
▶ 公式LINEで動画を受け取る(無料)



























