出血性ショックや体液の喪失で起きるショックです。循環血液量減少性ショックの原因・重症度評価を記載します。
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循環血液量減少性ショックとは?原因
血液・血漿・体液・電解質の喪失による循環血液量の減少が原因。
原因は大きく分けて出血性ショックと体液の喪失です。一番最初に外出血を想像してしまいますが、次のように様々な原因があります。
さまざまな原因
出血性ショック 外出血だけでなく、体内喪失(腹腔・胸腔)を見逃さないことが大切です。腹部膨隆などを見逃さないようにしましょう。また、喀血や吐血・下血といった内因性疾患も出血性ショックの原因となり得ます。量や色、いつから続いているかなどは重要な情報です。
体液喪失
体外喪失~熱傷・嘔吐・下痢・利尿・発汗・熱中症
体内喪失~膵炎・腹水・腸閉塞
脱水も循環血液量減少性ショックの原因となることを忘れてはならない。
出血量と重症度分類
1500~2000ml(30~40%)の出血で血圧は低下し、脈は120回/分以上、呼吸は30~40回/分となり不穏状態となる。
血圧はもちろんだが、脈拍・呼吸数もショックを判断するうえで重要!
さらに四肢冷感・湿潤・顔面蒼白・不穏といった特徴がある。
これらを総合的に観察し判断することが大切。
救命士の対応
循環血液量減少性ショックに効果的なのは静脈路確保による輸液とショック体位です。
特に脱水によるショックの傷病者に輸液は効果が大きいです。
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