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なぜ消防士のパワハラは多いのか?公務員の仕組みに問題がある!

消防士のパワハラ

 

救急救命士のテキスト語呂合わせ

こんにちは、救命士学習塾塾長の空飯(→プロフィール)です。

僕は12年間消防署に勤めて嫌という程消防の現実を経験してきました。

先輩が後輩をいじめる原因は”公務員の仕組み”にあります。

 

  • ストレスの多い現場
  • 昔からパワハラ的なシゴキを受けてきた伝統
  • どんなに頑張っても給料の上がらない公務員の仕組み
  • 若手をいくらイジメても「指導」で片付けられる
  • 上司に絶対に逆らえない仕組み
  • 「俺も苦労してきたんだからお前も苦労するべきだ」的な発想
  • 指導者を指導する人は無関心
  • 外部の人が見られないのでやりたい放題

そして10年パワハラに耐えた優秀な新人がパワハラを受けたストレスを

後輩にぶつけていくという負の連鎖です。

 

こんな現実があるので消防はとってもパワハラをしやすい環境にあります。

1つずつ解説していきたいと思います。

 

この記事の結論
  • 公務員の仕組みを直さなければパワハラは無くならない
  • 外部から人材を入れるべき
  • 副業を解禁にすべき
消防士のセクハラ

 

血小板ちゃん
あのね、あのね。

消防士のパワハラってなんで多いの?

結構多いイメージだよー。

空飯
血小板ちゃん、それは悲しいことだよね。

実際に僕がTwitterで「パワハラを受けたことがあるか?」というアンケートを取ったら、半数以上の消防士が「パワハラを受けたことがある」と回答してくれたよ。

僕はこんな悲しい世界をもっとより良く仕事のしやすい世界に変えたいと思っているんだ。

 

そして

消防士にパワハラが多い理由は”公務員の仕組み”にあると思うんだー。

僕が実際に12年間消防士をやってみて経験したことを話すね。

 

そして

直した方がいいこと、これからの日本の消防士がどうなっていくべきか僕の考えを話していくね!

血小板ちゃん
興味津々なの!

 

消防士にパワハラが多い原因一覧
  • ストレスの多い現場
  • 昔からパワハラ的なシゴキを受けてきた伝統
  • どんなに頑張っても給料の上がらない公務員の仕組み
  • 若手をいくらイジメても「指導」で片付けられる
  • 上司に絶対に逆らえない仕組み
  • 仮想敵がいない→後輩が生贄
  • 「俺も苦労してきたんだからお前も苦労するべきだ」的な発想
  • 指導者を指導する人は無関心
  • 外部の人が見られないのでやりたい放題

 

消防士にパワハラが多い原因

絶望サラリーマン
パワハラの原因一覧
  • ストレスの多い現場
  • 昔からパワハラ的なシゴキを受けてきた伝統
  • どんなに頑張っても給料の上がらない公務員の仕組み
  • 若手をいくらイジメても「指導」で片付けられる
  • 上司に絶対に逆らえない仕組み
  • 「俺も苦労してきたんだからお前も苦労するべきだ」的な発想
  • 指導者を指導する人は無関心
  • 外部の人が見られないのでやりたい放題

 

これらが原因だと思ってます。

1つずつ見ていきましょう。

 

ストレスの多い現場と仕事

消防の仕事はストレスがハンパないです。

  • 緊張感のある火災現場
  • 緊張感のある救急現場
  • 「どんなヤバイ救急があるんだろう・・・」とのストレス
  • 人の不幸に立ち会う救急隊
  • 医師から叱責される救急隊長
  • 消防、病院、家族などに板挟みになる救急隊員
  • 40年間同じ仕事をしてきて頭がちょっとアレになってきている上司との生活
  • ご飯作りにうるさい上司
  • 悪口をずーっと話す職員との生活
  • パワハラのストレス
  • やりたい放題の上司
  • 仕事をしない上司のストレス
  • 命令を聞かない部下

などなど

 

とにかくストレスが溜まりやすいのが「パワハラの原因の一つ」となっていることは間違いありません。

 

昔からパワハラ的なシゴキを受けてきた伝統

負の連鎖と言いましょうか。

負のスパイラルと言いましょうか。

 

とにかく消防は体育会系のノリなので、パワハラと指導の線引きが曖昧になりやすい環境です。

 

そこで、指導というのストレス発散パワハラを受けてきた当時20代の上司が現代30〜50代になり、同じことを後輩にやり返す。

 

という伝統が続いています。

これを断ち切る必要がある。

 

どんなに頑張っても給料の上がらない公務員の仕組み

「頑張ったやつが一番損をする」

という仕組みが公務員です。

 

しかし、消防はちょっと特殊で、人の命を扱うお仕事です。

 

ですから、基本的に若手消防士は知識、技術の向上に燃えています。

 

ただ、やはりどんなに熱意を持っていても「助けられない現実」「頑張った分だけ損をした経験」

などを体験していくと10年、20年ですっかり熱も冷めてしまうようです。

 

 

パワハラの流れ

頑張っても給料が上がらないなら頑張らない方がいい。

頑張ってるやつがいたら引っ張りたい。「お前も頑張るな」(本人も無意識)

ネガティブな考えになり、ストレスのはけ口に若手をイジメ始める

 

田舎の消防は

イメージ的に40代以降の幹部な人たちはやる気を失っている印象を受けます。

 

もちろんずっと熱血を保って、向上心を失わない素晴らしい職員もいます。

 

しかし、やる気を失った職員も多くいるのが現実です。

 

そんなやる気のない人たちが放つ言葉は「愚痴」「妬み」「悪口」といったネガティブなものです。

 

それらネガティブな発言が増えてくるとパワハラにつながるケースが体感的に多かったです。

 

若手をいくらイジメても「指導」で片付けられる

指導する側を指導するものが機能していないのがかなり痛いです。

 

本来は50代の幹部がしっかり監視するべき。

 

しかし、50代にもなると完全に「守りモード」になります。

 

つまり「我関せず

 

「若手の指導は40代に任せている」

「うまくやってくれ」

 

といった具合です。

 

パワハラが暴走、加熱してもブレーキはありません。

 

こんな終わっている仕組みですが、公務員は仕組みを基本変えたがりません

 

前例主義だから\(^o^)/オワタ

 

上司に絶対に逆らえない仕組み

「上司に逆らってはいけない」

 

これは消防に入った瞬間から強く指導されます。

 

消防学校の初任科教育では教官の存在は絶対です。

 

それは各所属(消防署)に戻ったら上の階級の人が教官に変わる感じです。

 

絶対に逆らえないので「こいつに何やっても良いんだ」とつけあがるダメ上司が生まれます。

 

たとえ間違った指導でも彼を正す人がいなければパワハラ完成です。

 

「誰にも注意されないから俺の指導は正しい!」と勘違いするレベルの低い上司が大量発生してます。

 

「俺も苦労してきたんだからお前も苦労するべきだ」的な発想

消防の若手はとても「苦労」しています。

苦労というのは

 

・仕事量だったり

・先輩からのシゴキだったり

・夜飯の料理に対する文句だったり

・経験不足からくる失敗に対する先輩の叱責だったり・・・

 

これが数十年続くと

俺も苦労したからお前も苦労するべき

若手で苦労しないのは許せない

 

という発想になってしまいます。

 

負の連鎖ですね。

 

断ち切らない限りパワハラの連鎖もなくせません。

 

外部の人が見られないのでやりたい放題

1番の原因はこれな気がします。

 

風通しの悪い職場なので「間違っていてもやりたい放題」ができてしまいます。

 

まずいことは蓋をして隠す習性もあります。

 

だって絶対バレませんから

 

外ヅラは良くても内部は意外とボロボロの体制の消防本部は多いです。

 

解決策を考えてみた

たとえば病院勤務している救命士を消防の救命士とトレードしてみるとか面白そうですよね。

 

あとは医師や看護師を消防署に配属させるとかかなり消防世界が変わると思います。

 

しかし公務員の仕組み上、実行に移されない

そういったアイデアも実行されないのが公務員の悪い仕組みですね。

 

そんなことしないよ。前例がないもの

他のとこやってる?そんなの聞いたことないよ

 

これで終わりです。。。。\(^o^)/オワタ

 

僕が見てきた消防士のパワハラ一覧

消防のシゴキ
実際にあったパワハラ
  • 飲み会でのアルコール強要
  • 飲み会で裸にさせられる
  • 裸になった肌にマジックでいたずら書き
  • 飲み会で服を破られる
  • カラビナを耳つける
  • 多くの職員の前で罵倒する
  • 「お前は訓練に参加しなくていい」と仲間外れにする
  • 休暇を取ろうとすると机を叩いて激昂(勤務中の職員ドン引き)
  • 「お前の作る飯はまずい」と言われ残飯に捨てられる
  • 差し入れで買ってきてくれた初任科のお菓子を捨てる
  • ヘルメット越しにカナヅチで叩く
  • 一日中事務室でウジウジ文句を垂れ流す
  • 無視をする
  • 朝「おはようございます」と言ってもシカト
  • 飲み会に参加しない→「お前はもう相手にせん」とはじかれる
  • 嫌なら早くやめれば?と言いながら嫌がらせされる
  • 「あいつは宗教やってるから終わってる」などの差別発言を陰口で暇あるごとに話す
  • 仕事以外の電話やLINEで罵倒する
  • 酔った勢いでアパートに押し寄せてくる上司
  • 飲み会で出る「殺すぞっ!」
  • 「お前はなんてダメなやつなんだ」的なやる気を削ぐ発言を毎日発する
  • 1発ギャグをさせて動画に撮り、LINEグループで公開する
  • LINEグループで「お前ええ加減にせえよ!潰すぞ!調子こいてんじゃねーぞ!」と罵倒する
  • 家庭のストレスが多い日には「今の若い奴らは終わってる!消防長も使えねー!」など言いたい放題(聞く方はツライ)

 

思い出しながら書きましたが改めて「酷い」と思います。

 

別にこれらのことをやってもいいんです。

 

そこに信頼関係があれば!

 

そうです!信頼関係があればそれはパワハラではなく愛のあるイジリです。

 

しかし、信頼関係が勝手にできてると勘違いしている上司があまりに多すぎる!

 

上記のことに見覚えがある人はいますぐ自分の行いを振り返るべきです。

 

上司が「信頼関係はある!」って言ってもなんの説得力もありません。

 

なぜなら信頼関係があるかどうかはイジられた方が判断するからです。

 

上司が

一般消防士

俺のイジリって最高だろ?

お前もやられて嬉しいだろ?

救急隊

は、はい^^;

っていうに決まってんじゃないですか!

 

ほとんど嫌ですからね。

パワハラですからね。

 

告発されないからと言って調子に乗っているといつか痛い目にあいますよ。

 

いますぐイジリやパワハラまがいのことをやめるべきです。

 

(本人はパワハラの自覚がないと思いますが・・・)

 

ニュースになった消防士のパワハラ一覧〜空飯の意見〜

消防士のパワハラ

大阪府の茨木市消防で、後輩の首を血圧計で圧迫するなどして3人が懲戒免職となった問題。3人の中で最年長だった消防司令補は、問題が明るみに出ないよう周りに口止めをしていたことが分かりました。

茨木市消防本部によると今年5月、白川分署に所属していた消防士長(34)と消防副士長(33)は、出動から戻る救急車の中で、自動血圧計を後輩の男性(20代)の首に巻き付けて作動させました。

すると男性は気管が圧迫されて苦しみだし、顔や目には内出血が見られたため、消防士長は先輩の消防司令補(47)に報告しました。しかしこの消防司令補は、問題が発覚しないように周りに口止めをして、上司にも報告せず事実の隠ぺいを図っていたことが分かりました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191113-19275608-kantelev-l27

空飯
救命士が!?マジですか・・・

 

やはり外部に見られていないとイジメは加熱していきます。

 

これはあくまで氷山の一角。

全国には「うわぁ!俺らやってたのも、おおやけになれば大ニュースだなwww」とか言っている消防もあると思います。

 

消防の世界はものすごいストレスと閉鎖的の環境のせいか、一般のパワハラの基準が適用しません。

実際パワハラをしている側はパワハラをしている自覚がないことが多いように当時感じました。

 

僕も当時、普通に「死ねっ!」って言われてましたからね・・・

ニュースから空飯が考察&他の人の意見

緊急走行の救急車内でパワハラ

引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/a6e50b2995106afe4f4dc3271463f3348e423762

他の人のご意見

ユーザー

民間にはハラスメント対策を強制しているが最も実施しなければならないのは消防、自衛隊、警察である。
実施しても個人が旧態依然の体質なので受け入れることができないのでパワハラをするのだろう。

特に役職がある高年齢にハラスメントをする傾向にあるので要注意でしょう。

ユーザー

パワハラはダメ。
しかし全く言う事を聞かない若い奴らはもっと悪い。仕事をしない、言えば逆らう、規則は全く守らない。これでは国民を守れない。その内とても優秀な隊員達はいなくなる。アンガーコントロールなど言っているがどんな人も限界はある。言っても言っても聞かない若い奴らはやめてほしい。でもそう言う奴らは税金の無駄遣いしかしない。ここ数年公務員の事故や事件が多いのはそのせい。
これからもっと増えてくるだろう事故や事件が。

ユーザー
人の命がかかって緊急を要するもの。その場の本当のやり取りが見えないと、何とも判断しかねる。
ただ、クビにするぞ、はアカンわな。そうなると人事的な話になる。むしろ、言い方がきつくても、お前にここで働く資格はない、とかなら業界の特性で認められるのかも。
警察、自衛隊、医療などに関しては、パワハラの概念が本当に難しい。適性のない人や手抜きをする人がいたら影響が甚大なので。かといって露骨なパワハラが横行する土壌でもある。組織としてガバナンスが機能しますように。
ユーザー
指導上の強い言葉がパワハラになってしまう?パワハラと感じるのは当事者次第で職務上危険を伴えば強い口調も仕方がないのではなかろうか。

空飯の意見

空飯
こういった、救急車内での指導的パワハラは日常的にありました。

正直、これくらいはなんてことないです(もっとひどいパワハラは山のようにあります)

ただ、SNSや内部告発してもいい空気感により、世間の目に出てきた感じがありますねー。

世論も「パワハラだめ、絶対」の空気感なので、ニュースでも取り上げやすいのかと考察。

とはいえ、パワハラは無くなって欲しいので、ありがたいことです。

ただ、そのせいで上司が舐められて指揮命令系統に支障をきたすのは本末転倒。

バランスが難しいんですよねー。

やりすぎた時にブレーキ役になる仕組みがあれば個人的にはいいなーと思う。

 

消防職員の相談員によるパワハラ行為 鼻にチューブ

引用 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/214227?display=1

 

↓以下、同上のニュースの続報が続く

今治市の消防では、部下への暴力や暴言に加え、仮眠時間に筋トレをさせたり、救急用のチューブを鼻から差し込んだりしていたとして、中央消防署の消防士ら2人が停職などの懲戒処分を受けました。

関係者によりますと、この問題について個別の聞き取り調査が行われた際、署長が部下に口止めともとれる発言をしていたということです。

関係者
「『人を売るやつは、わしは許さん』と。(調査に)影響はあったと思う」

また、懲戒処分を受けた消防士2人も聞き取り調査を受ける部下に圧力をかけていたということです。

今治市消防の消防士
「『わしのことを言うなよ。分かっとるの』と言っていた。聞き取り調査の前に」

これらの発言について、現場の消防士から市の消防や人事課にも情報が寄せられているということです。

引用 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/215385?display=1

引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/984b93162cd597f01c274dad53a95309b7a7db3b

引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/12bce7fa811a9ea4cd4778c2b7b64118e2374abe

ご意見

ユーザー
人の命を守る立場にある人が、どうしたらこのようなことが出来るのでしょうか?
また、管理職を管理する上層部の怠慢ではないですか?上司の部下への暴力暴言は組織の体質が問題です。長い間そのような職場環境だったのでしょうね。マスコミに取り上げられて本当に良かったと思います。
泣く泣く辞めていかれた方の気持ちを思うと胸が痛みます。
ユーザー
本当に土壌改良するきが有るなら簡単。
相談所を組織内でなく外部に作ればいい。
弁護士委託とか。
そして彼らに調査権限与えれは、すぐなくなるよ。
自衛隊、警察、消防、みんなすればいい。
ユーザー
こういう事例は氷山の一角なんだろうな。消防士、警察官、自衛官、これらの上司的人間はほとんどパワハラ体質だろ?やれ国民の財産を守るとか、犯罪は許さないとか、日本や世界のために平和維持活動をしますとか、ちゃんちゃら可笑しいよ。部下や仲間を守れないヤツが、どうして国を守れるんだよ。消防士、警察官、自衛官は最も信用出来ない人間なのは昔っから変わらないな。あ、あと政治家も。
ユーザー
パワハラ相談窓口がパワハラって
何なんだろ
被害者の逃げ道を潰しとるから
通常のパワハラより罪は重いような

 

空飯の意見

 

空飯

というか、消防内部に「パワハラ対策相談室」みたいなの置いても無意味ですよ。

地方の消防は「あいつが相談に行った」「あいつがチクった」みたいな空気がありますから。

イメージするなら「野球部」です。

先生が「はい、いじめ良くないので、いじめについて相談あったら〇〇先輩に相談してね。彼がイジメ相談員だから。」

っていっても誰も相談に行かないのと一緒。

あくまで、第三者機関を設けるべき。

そして誰がチクったかバレない仕組みが大切。

他にも、『パワハラに対するリスクをしっかり職員に教育する』も大事。

あれだけ横行していた飲酒運転が撲滅された理由って知ってますか?

『リスクが高すぎる』からです。

当時、昭和時代は消防業界でも飲酒運転当たり前だったそうです。

消防署内でも酒飲む文化あったらしい。

それが無くなったのは『吊し上げられてクビになった仲間を見てきたから』

やはり、自分の身に危険が及ぶとわかると、人間はリスクを冒しません。

「こいつにパワハラしても痛くない」からパワハラするんです。

 

そして、パワハラする方も全てやってる本人が悪いわけではなく

・「給料低い。」

・「やってらんない仕事の仕組み。」

・「部下に舐められたくない」

・「敵が外にいないから弱い部下に負のパワーの受け入れ先になってもらう」

・「暇な消防ほど、パワハラ盛ん」

といった負の感情がチリも積もってパワハラという見える形になります。

やってる方には悪気があんまりないです。
(茹でガエルのように頭おかしい行動が当たり前になります。消防に10年以上いると非常識が常識になる。)

 

つまり、やりがいのある職場にしないとダメで、簡単に「パワハラを無くしましょう」という個人の意識で解決する簡単な問題ではない。

 

そして、公務員という仕組みは変えるのにものすごい時間と労力がいる。

 

パワハラで困っている人は隠れて副業して、さっさと辞めちゃったほうが幸せだと思う。

 

 

その他のニュース

徳島市消防局は7日、部下にパワハラをしたとして、東消防署の40代の男性消防司令を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にし、消防司令補へ降格させた。

消防局によると、消防司令は8月中旬、部下の30代男性に「しばいたろか」などと暴言を吐いたり、胸ぐらをつかんで突き飛ばしたりした。別の部下にも4月以降に同様のパワハラを繰り返して8月上旬に東消防署長から口頭注意を受け、部下が配置換えになったばかりだった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191007-00000081-kyodonews-soci

 

愛知県豊田市は30日、消防本部に勤務する男性消防士が部下を殴ってけがをさせるパワーハラスメントをしたとして懲戒処分としました。

豊田市によりますと、停職1か月の懲戒処分を受けた男性消防士(38)は今年6月、職場の親睦会で酒に酔った状態で男性部下のあごをこぶしで4回殴りました。先月にも、同じ部下に対し上司の命令に従わなかったとして頬を2回殴りました。

部下はあごにけがをし、消防士は「指導に熱が入りすぎた」と話しているということです。

市は、パワハラ防止の研修を行うとしています。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190830-00010007-sp_ctv-l23

 

【浦添】浦添市は22日、市消防本部の男性消防司令補(43)が部下の男性消防士長(38)に、長期間にわたって暴言や無視などのパワーハラスメントをしたとして、同日付で停職2カ月の懲戒処分にしたと発表した。過去15年間にわたり消防士長を含め消防職員31人が被害を受けたという。市消防本部は「管理職の問題意識の低さなどがあった。組織全体で反省しないといけない」としている。

同本部消防総務課によると、今年1月上旬に消防士長が、司令補から大声で「調子に乗るな」「俺を怒らせるな」と暴言を浴びせられるなどし、体調を崩したと訴えた。消防士長は約3カ月休養した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190725-00449330-okinawat-oki

 

載せきれないのでこの程度にしておきます^^;

 

とにかくこれらは氷山の一角。

 

実際は報復が怖くて悩んでいる消防士が山のように存在します。

 

むしろパワハラがない田舎の消防ってあるんでしょうか?

 

「パワハラ止めようよ!」って研修会開いても意味がありません。

 

パワハラは無くならないのです。

 

そう、原因を取り除かねばね。

 

公務員の仕組みを変える必要があります

 

消防士のパワハラについて考察

SNSやインターネットの発達によってパワハラは隠せなくなってきた

最近、マスコミによる消防士のパワハラ報道をよく目にします。

世間
最近消防士のパワハラが増えてきたのかな?

 

いえいえ、違います。

消防組織はずーーーと昔、昭和からパワハラが横行してました。

体質が体育会系なので、どうしてもパワハラに発展しやすい環境です。

 

勘違いしないでもらいたいのは、

「パワハラが増えた」

のではなく

「パワハラが隠せなくなってきた」

のです。

 

SNSやインターネットで簡単に明るみに出る時代です。

消防内部では昔は揉み消していたものも

一般消防士
今回のパワハラ、世間に隠していたことがバレたら大変だ!隠して告発されるくらいなら記者会見して謝罪しよう。

 

という認識になったんじゃないかと思います(個人の意見)

 

しかし、いいことだと思います。

組織の上層部がしっかりとパワハラした職員を処分を下すことで、それが抑止力に繋がります。

 

こういうのがあると公務員体質の消防士の上司には効きます。

救急上司
あまりやりすぎるとパワハラで訴えかねられんな。言葉に気をつけよう。(指導がやりにくい世の中になったなぁ・・・)

 

こういう風な考えになりますから。

 

パワハラも飲酒運転の認識みたいになってほしい

飲酒運転の時もそうでした。

当時、当たり前のように飲酒運転していたと聞きます。

 

しかし、厳しい処罰が目立つようになってからはいっさい飲酒運転は無くなりました。

 

酒の席でも

「おい!飲酒だけはするな!」とよく聞きます。

 

同じように

「おい!それパワハラだぞ!パワハラだけはすんな!」

という世界になって欲しいものです。

(これもあまりにも行き過ぎると今度は若手が調子に乗って、暴走するのでバランスが大事ですね。)

 

現代の消防士パワハラをONE PIECEの”バスターコール”に例えるなら

↑一日10回くらいバスターコール押すキチ●イ上司

 

↑パワハラ中将の面々(あなたの消防本部にもいるのでは?笑)

 

 

空飯

パワハラまで行かないまでも、指揮命令系統を維持するために抑止力は必要です。

抑止力をONE PIECEのバスターコルに例えるなら、空飯の理想は以下です。

 

上司はバスターコールを持っているけどよっぽどじゃないと使わない。

部下はバスターコールもあるので命令に従う。

 

このバランスが大事かなと。

 

今のパワハラ問題はバスターコール打ちすぎってことです。

 

バスターコールなんてそうそう打っていいもんじゃないんですよ。

ただでさえ、今の若手職員って優秀なんですから。

 

命が関わるので強烈な指導は必要です。しかし暴走すると・・・

命がかかってくる現場なので、時には「怒鳴ったり」するのも仕方ないです。

それはいいです。愛の鞭ですから。

しかし、それが当たり前になってきて、愛のない怒鳴り、後輩の前で叱責するなどのパワハラにとっても繋がりやすいです。

(僕も当時、多くの職員の前で、机を叩かれながら怒鳴られました。「救命士のお前が有給とられると困るんだよ!こっちの迷惑も考えろ!(バンッッ!!!)」って)

 

普通の会社とかなら、抑止する外部組織の目があるので、暴走しません。

しかし、消防という閉鎖空間ではどんどんエスカレートしていきます。

まるでそれが常識のように・・・

 

少しでも抑止力になって、パワハラの被害を受ける若手が減ることを祈ります。

 

消防士のパワハラをなくすためには?

 

よく「日本の消防は・・・」と愚痴をこぼす人をよく見かけます。

確かに至らない点が多い、仕組み的に世界に劣る点も多いです。

(救助大会なんて現状維持の法則で続いているんじゃないかと思うほど・・・)

 

ただ、ダメな点が見つかったら「どのように改善していけばいいのか?」とどんどんアイデアを出していくべきです。

 

消防士1人がアイデアを呟いたところで現状は変わらないかもしれません。

 

しかし、今日と同じ1日を過ごしてしまえば必ず今日と同じ明日が来ます。

 

何かを変える必要があるのではないでしょうか?

 

公務員の皆さんはいつまでも受け身でいてもいいのでしょうか?

 

ということで

ここからは僕のアイデアを紹介していきます。

 

外部の人材を入れるべき

外部の人材を招き入れるべきです。

 

しかも1日2日では意味がありません。

 

少なくても1ヶ月以上。

さらに24時間同じ勤務をしなくては意味がありません。

多くのパワハラは夜の比較的リラックスしている時間に発生しています。

他にも飲み会などはパワハラだらけです。

 

外部の人と飲み会を行うべきです。

 

実際医療関係者と飲む消防士は借りてきた猫のように大人しくなります。

(あれだけめちゃくちゃやっている消防士も静かに行儀よく飲んでます)

 

病院勤務の救命士と消防士の救命士をトレードしてみては?

これが現実的に効果があるパワハラ予防なのでは?

 

流石に外部の人材が入っているときに簡単にパワハラはできません。

 

実際インターンシップなどで学生がきているときの上司は礼儀正しいです。

 

いつもの

「死ねやっ!」

「殺すぞ!」

「お前みたいに使えないやつ初めてみたよ!さっさと辞めろや!」

 

って発言はしたこと見たことありません。

 

外部の人材を招き入れることは確実にパワハラ対策に効果があります

 

公務員の副業を解禁すべき

副業を解禁にすれば良いともいます。

 

というのも、ストレスの多い原因は

頑張りたいのに頑張っても給料が増えない仕組み

にあると思います。

 

副業が解禁されればもっとポジティブな言葉が増えるはずです。

 

なぜならポジティブな考えをしていなければ稼げませんから。

 

つまりエネルギーのガス抜き先が必要なんです。

 

  • 負のエネルギーを溜めない
  • ポジティブな前向きな思考にする
  • エネルギーの放出先を作る

 

後輩をイジメなくても幸せな気持ちになるためには副業の楽しさ、成長の喜びがピッタリだと僕は思います。

 

副業を解禁すれば、マジでパワハラに悩んでいる人は独立するはずです。

 

パワハラしてる側も独立することも経済的に豊かになることも自分で選べます。

 

「辞めたくても辞められない」といった状態はパワハラの原因です。

 

この原因をなくすためにも副業解禁は良いと思います。

 

まとめ

 

まとめ
  • 公務員の仕組みを直さなければパワハラは無くならない
  • 外部から人材を入れるべき
  • 副業を解禁にすべき

 

血小板ちゃん
生々しい話だったの。

どうやったらパワハラが減るか全国の消防士全員が真剣に考えて欲しいの。

そして実行して欲しいの。

空飯
血小板ちゃんの優しさに感動。。。

 

ほんとだよね。

 

みんなはどうしたらパワハラが減ると思っているのかな?

 

何が原因で、何をすればその原因は無くなると思っているのかな?

 

ぜひコメントが欲しいな。

血小板ちゃん
↓パワハラを減らすためにあなたのコメント待ってるの!

 

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消防士のセクハラ

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空飯は19歳で消防士になり、26歳でエルスタ東京へ、
そして最年少で救命士となりました。
研修前には救命士国家試験合格レベルで、
最高に充実したエルスタ生活を送りました。

ですが、
最初から勉強ができた方ではありません。
勉強は超苦手で、高校は実業高校なのにテストで赤点とってたくらいです。

お前には才能があったんだろ?とも言われます。

僕はもともと勉強が得意だったわけでもなければ、
暗記が得意だったわけでも、
ましてや仕事ができたわけでもありません。

そんな僕でも自信を得ることができて、
研修所入校前に救命士国家試験合格レベルになりました。
エルスタ生活にもとても良い影響をもたらしました。
結局、勉強方法を『知るかor知らないか』なんですよね。

どんな人でも研修所入校前に国家試験合格レベルになれます。

やり方さえ学んでいけば誰でも自信をもって救命士になれる。
僕、空飯がどのように救命士になったのかを下記の記事では公開してます。

研修所入校前に救命士国家試験合格レベルになった空飯のリアル物語

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6件のコメント

病院の救命士さんとトレードという考え方はなかったです!
非常に参考になりました^_^
パワハラ…なくならないですよね。
1人でもパワハラで潰される若い消防士が減ることを祈ります。

wavyさん感想ありがとうございます^^

消防士が幸せになれる世界を作ることが僕のミッションなのでこれからも頑張りたいと思います。

ともに良い世界を作っていきましょう!

外部に副業に出ることでいかに自分が常識ない人間か痛感する人が多いと思います。消防の常識=キチガイみたいなのが沢山ありますから。
ここに書いていただいてることは若手が思っていること全てだと思います。
シェアさせていただきたいです。

>>ここに書いていただいてることは若手が思っていること全てだと思います。

めちゃくちゃ嬉しいです!
コメントありがとうございます!!

消防の「これが常識だ!」は壊していくべきです。

正しくは「どうすればもっと良くなるか?」だと思っています。

全国の消防士職員が思い悩んでいる内容を、素晴らしいくらいに記事にしてくれて本当に嬉しいです。
私も田舎消防で、救急車内でパワハラ上司に罵声を浴びせられ続け、軽いうつ病になりました。
しかも、その隊長は患者や家族が同乗している目の前で行うんですよ。本当に人格を疑う救命士でした。
こんな最低最悪の救命士隊長にはなりたくないと思い、私も救命士になりました。
昨今、消防職員によるパワハラを中心とした不祥事が目だって来ました。やっと世間にしれわたってきたかという思いです。
私は、やはりマスコミの力が絶大だと思っています。
消防の闇の世界を特集したものをテレビで取り上げてもらいたいです。
正直、総務省消防庁のパワハラ対策室はまったくあてになりません。私も相談しましたが、相談件数として計上されただけで何の進展にもなりませんでした。
総務省消防庁もあまりのパワハラの多さにばつが悪くなり、お役所仕事の悪い部分が出ている感じがします。

令和革命委員会さんコメントありがとうございます!

>>しかも、その隊長は患者や家族が同乗している目の前で行うんですよ。本当に人格を疑う救命士でした。

あるあるですね。
その隊長もはじめはいい人だったかもしれません。
全ては消防の不完全なシステムにあると思います。

僕はそんな消防の仕組みを良い方に変えたいです!

>>正直、総務省消防庁のパワハラ対策室はまったくあてになりません。私も相談しましたが、相談件数として計上されただけで何の進展にもなりませんでした

その通りですね。対処療法ですね。
僕は別の形でパワハラを減らしていきます^^

共により良い世界を作っていきましょう!

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空飯救急救命士
救急救命士学習塾代表。 2007年から2019年まで消防吏員、救急隊員として10年以上の経験を有す。 2019年に起業し救急救命士学習塾を立ち上げる。 救急救命士国家試験の個別指導は300件以上にのぼり、その多くは救急救命士となる。個別指導zoomしてくださった皆さんが実践して成果を出してくれたからこそ、今も続けられています。ありがとう。