豪華プレゼントがもらえるLINEメルマガはコチラ

【救命士の事故を防ぐには】注意!!ここが薬剤投与の落とし穴。

【救命士の事故を防ぐには】注意!!ここが薬剤投与の落とし穴。

 

救急救命士のテキスト語呂合わせ

千葉市消防局は7日、救急救命士の投薬ミスがあり、市内の10代女性が不整脈で一時心臓が停止する重症になったと発表した。現在も重症で、市内の医療機関に入院中という。同局は「不適切な処置だった」として謝罪した。今後、第三者を含めた委員会で検証する。

市消防局によると、3日夜、10代女性が夕食後に食物アレルギーによるアナフィラキシー症状を起こして搬送中、男性救急救命士が使用すべき薬剤を誤認したという。消防局の指令センターに常駐する医師の指示を受けたが、この医師も誤認に気がつかなかった。

救急救命士が投薬ミス、10代女性が一時心臓停止 千葉市が謝罪:朝日新聞デジタル (asahi.com)

こんなに悲しい事故が起こってしまいました・・・。

事故を起こそうとして起こしている人は絶対にいません。ではどうやったら、事故を防ぐことができるのでしょうか??

今回は”救命士の事故を防ぐためには”について語ろうと思います。

 

さて、

こんにちは、救命士学習塾講師のHARUです。

僕も塾長と同じで救急救命士東京研修所(エルスタ)の卒業生です。

救急救命士の運用が始まってから10年以上のキャリアを持ちます。

 

 

救命士HARU
ここだけの話、救急活動していく上で「あいまいな部分」ってありませんか??

実は、僕も、活動中にふわふわしている部分(あいまいな部分)があって、「あれ、この場合ってどうだったかな??」ってことがあります。

たとえば、アドレナリン投与後の再投与できる時間とか、低血糖発作の脳卒中と鑑別するための観察要領とか・・・。

一瞬「あれ??」って思ってしまいます。

 

「あれ」って部分が重なってしまうと、事故が発生してしまいます。

「事故を無くそう」と言うことはカンタンですが、具体性がありません💦

 

一体、何に注意したらいいのでしょうか??

 

それなので、この記事はこんな人におススメです!!

こんな人にオススメ!

・どうしたら事故がなくなるか知りたい人。

・事故が起こる発生ポイントを知りたい人。

・自分が救命士になった時に、気をつけるポイントを押さえたい人。

この記事の結論

・【救命士の事故!落し穴①】まずは確認!対象年齢「8歳以上」「心臓機能停止」

・【救命士の事故!落し穴②】特定行為指示要請時は要点をまとめて、認識がずれないように。

・【救命士の事故!落し穴③】アドレナリン投与の確認!「適応波形」

・【救命士が事故!落し穴④】落とし穴に「はまらないため」に、定期的な訓練が必要です。

血小板ちゃん
とても悲しい事故が起こっちゃったね・・・。

ご家族の気持ちを考えると辛くなっちゃうね。

救命士も、「事故をしようとして起こしたわけではない」のに・・・。

悲しすぎるよ・・・。

 

救命士HARU
僕もとても悲しくなっちゃったよ。

でも、特定行為のプロトコールの要点を抑えておかないと、「落とし穴」が存在しているんだ。

だから、プロトコールをしっかりと整理しておくことが必要なんだね。

しかも、救急隊って隊で動くから、救命士だけが要点を把握していても、事故は決して無くならないと常々僕は感じているんだ。

それなので「隊全員でプロトコールを把握しておくこと」が重要なんだ。

そうすれば、「あなた」自身が、救命士として運用が始まった際にも、よりレベルが高いものになるし、事故をなくすための視点ができ上がると思うんだよね。

今、僕にできることは、この救急救命士塾を通じて「事故をなくすこと」に全力を注ぎたいんだ。

もうだれも、不幸になって欲しくないから・・・。

血小板ちゃん
確かに、そうだね。一人でも多くの目に「救命士の事故を防ぐには」がふれることができたら、いいなと思うよ。

救命士HARU

うん・・・。この記事を参考にしてもらって、もう二度と、「事故」が起こらないようにして、傷病者も救命士も不幸にならないように願いながら、お伝えします。

この記事は、【救命士の事故!落とし穴】について4つにまとめました。

解説していくね!!

 

 

 

【救命士の事故!落し穴①】まずは確認!対象年齢「8歳以上」「心臓機能停止」

 

 

まずは、薬剤投与を行う前に傷病者の「適応年齢」と「心臓機能停止」を確認します。

なぜなら、まずこの2つに合致していないと薬剤プロトコールを行えないからです。

 

救命士HARU

まず、ここが最初の落とし穴になります。

 

たとえば、現場に出動して、指令情報でCPAであったとします。薬剤投与だけに特化して考えると、

「適応年齢」と「心臓機能停止」の条件が、薬剤投与を実施するための条件になります。

それなので、この条件を満たすために情報を取りにいかないといけません。

では、今回の件はどうだったでしょうか。

 

3日夜、10代女性が夕食後に食物アレルギーによるアナフィラキシー症状を起こして搬送中、男性救急救命士が使用すべき薬剤を誤認した。

救命士HARU
この時点で、「8歳以上」はクリアしていましたが「心臓機能停止」の条件はクリアしていません。

それなので、薬剤プロトコールの適応外ということになります。

まずは、「8歳以上に適応」「心臓機能停止」が落とし穴となります。

 

小まとめ

薬剤プロトコールの適応の判断で、傷病者接触時にまず、「8歳以上」「心臓機能停止」を確認しましょう

 

【救命士の事故!落し穴②】特定行為指示要請時は要点をまとめて、認識がずれないように

 

特定行為の指示要請をする際に、心臓機能停止状態であることを確実に伝えないといけません。

なぜならば、医師に救命士が実施する特定行為をはっきりと認識してもらう必要があるからです。

 

救命士HARU
しかし、厄介なことにここには「大きな落とし穴」があります。

指示要請の情報をまとめないと認識にずれが生じてしまいます。

どういったことかというと、以下の2点の行為を行った際に

①CPAの状態での薬剤投与(アドレナリン投与)なのか。

②アナフィラキシー症状が出て、エピペン(アドレナリン)を救命士が使用する(傷病者自身が使用できない)ためなのか。

広義に解釈すると、2つともアドレナリン投与になります。

それなので、指示要請を行う場合、医師に情報の伝達を誤ってしまうと、今回のような事故につながってしまいます

(※ちなみにですが、エピペン使用時には、判断がつかない場合に、医師に助言を要請するようになっています)

それなので、指示要請時の正しい例と、誤った例を出して解説したいと思います。

 

 

指示要請の正しい例

※条件は、対象者の年齢は「8歳以上」で「心臓機能停止状態」とします。

空飯医師
はい!!こちら、空飯救急センター、空飯です!!
救命士HARU

【薬剤投与のパターン】

お世話になります。〇〇救急隊、薬剤認定救命士のHARUです。

特定行為指示要請になります。50歳男性、胸苦を訴えて卒倒。現在CPAです。

薬剤投与の適応です。実施してもよろしいですか?

【エピペン使用時のパターン】

お世話になります。〇〇救急隊、薬剤認定救命士のHARUです。

アナフィラキシー症状による、エピペン使用の助言要請になります。50歳男性、〇〇のアレルゲン接触があり、〇〇と〇〇に臓器症状が出ています。過去にも同様の症状があり、エピペンを所持していますが、自己注射は不可能です。

バイタルですが・・・・です。

 

使用しようと思いますがよろしいですか?

 

空飯医師
【どちらのパターンもOKということで】

わかりました。実施してください。

(薬剤投与の場合は)薬剤投与前は、もう一度確認の電話をください!!

 

 

というようになります。

 

ここで、特定行為要請時に最低限重要なことは、

(※既往症、かかりつけ病院等もつたえますが、長くなるので割愛します)

【薬剤投与パターン】

①自隊を伝える

②何の電話か・・・・特定行為指示要請です。

③傷病者の年齢性別・・・50歳男性

④傷病者の状態・・・胸苦を訴えて卒倒のCPA

⑤行いたい処置・・・薬剤投与

【エピペン使用時のパターン】

①自隊を伝える

②何の電話か・・・・アナフィラキシー症状が出ているため、エピペン使用時の助言要請。

③傷病者の年齢性別・・・50歳男性

④傷病者の状態・・・〇〇のアレルゲン接触があり、〇〇と〇〇に臓器症状が出ています。

⑤行いたい処置・・・自己注射不能のため、実施してもいいか。

 

このように整理されて特定行為の指示を受けると、状況が分かりやすくていいと思います。

重要なことは、まず、「なにの電話なのか」ということを前提に話さないと、認識がずれてしまいます。

 

認識がずれてしまっては、事故の元、になります。

 

すなわちここが落とし穴になります。

 

救命士HARU
しかし、実際現場対応していると・・・。慌てていて、整理して話すということがいかに難しいか、「あなた」にもよくわかると思います💦

僕自身も冷静に対応しないといけないところです💦

 

では、次に認識をすらした話をしてみたいと思います。

 

指示要請の失敗例

※条件は先ほどと同じにします。

空飯医師
はい!!こちら、空飯救急センターです!!

 

不安な救命士

お世話になります。〇〇救急隊、〇〇です。

アナフィラキシー症状が出ていて、アドレナリンを打ちたいのです。行ってもいいですか??

空飯医師
あれ??救命士って、アナフィラキシー症状が出てて、アドレナリン投与できたのかなー。

どうな、症状が出てるの??

不安な救命士

はい。〇〇と〇〇に臓器症状が出ています。

空飯医師
それなら、早くアドレナリン投与したほうがいいね!!

いつも、点滴取ってアドレナリン投与しているよね??漏れないように点滴取ってね!!

 

不安な救命士
あれ??エピペン使うつもりだったけど、点滴取ってアドレナリン投与しろって言われてるぞ。まあ、医師が言うんだから間違いないかー。

わかりました。では実施します。

 

このように要請してしまうと、何の処置を行ないたかったのか全く分かりません。

それなので、救命士と医師に認識のずれが発生してしまいます。

今回の事故とは状況が違うのかもしれませんが、僕が出した例でも、十分事故は起こります。

 

それなので、救命士と医師が共通の認識をもって、特定行為の指示を交わせるように【指示要請の正しい例】で示したように要点を伝えましょう。

 

追伸

救命士HARU
また、これは、過去の経験談ですが・・・。医師が救命士が行える処置の範囲を超えて要請してくることがあります。たとえば・・・極端にいうと、

 

※気管挿管の指示要請をもらい、実施中に・・・。

医師
喉頭蓋だけ見えていたら、気管挿管できるでしょ??

こうやって、こうやるんだよ!!(電話越しにアドバイス)

 

救命士HARU
せんせい・・・。声門が完全に見えていないと、そもそもすることはできないです・・・。

というようなこともあったりします。

それなので、医師が言ったことは絶対しなくてはいけないことではなく、救命士は与えられた処置の範囲内でしか活動はできないので、

救命士HARU
先生、その処置は実施できません!!

とはっきりと言いましょう!!

 

小まとめ

特定行為の指示要請は

①自隊を伝える

②何の電話か

③傷病者の年齢性別

④傷病者の状態

⑤行いたい処置

というように要点をまとめて、指示医師と認識がすれないように伝えることが重要です。

 

【救命士の事故!落し穴③】アドレナリン投与の確認!「適応波形」

薬剤は投与前に波形確認をしないといけません。

なぜなら、薬剤投与をすることができる適応波形があるからです。

(地域メディカルコントロールでは、目撃なしの心静止も薬剤投与の適応としている消防本部もあると思います。その本部の方は、この章は飛ばしてください)

薬剤投与の「適応波形」か「適応ではないか」が落とし穴になります。

救命士HARU
結論をいうと、目撃なしの心静止は薬剤投与の適応外です。適応外だけ覚えておけば、頭の中が整理しやすいです。

おさらいとして、適応波形は

VF

VT(脈なし)

PEA

目撃ありの心静止

になります。

 

つまり、目撃なしの心静止が適応外波形となります。

 

たとえば、目撃のない心静止とは、

縊頚

風呂場での溺水

朝起きてこないので、起こしに行ったらCPA

 

ということになります。

 

救命士HARU
ここの判断を誤った場合、「事故」として取り扱われます

それなので、ここで重要なことは適応波形と判断する場合、「状況の聴取」がポイントとなります。

つまり心静止の場合は、「状況の聴取」で、目撃の有無を確認しておかないと、薬剤投与という判断にはなりません

 

複雑に解説しすぎましたが、目撃なしの心静止は薬剤投与の適応外です。ここの落とし穴にはまらないようにしてください。

 

追伸

薬剤投与はオンラインで波形の最終確認を行います。

 

小まとめ

目撃なしの心静止は薬剤投与の適応外です。適応外だけ覚えておけば、頭の中が整理しやすいです。

 

【救命士の事故!落し穴④】落とし穴に「はまらないため」に定期的な訓練を!

現場に備えて定期的な訓練は必要です。

なぜなら、人は忘れていくからです

救命士HARU
僕もしょっちゅうあるのですが、現場活動していて「あれ??」ってことはないですか??

特にまれな事案を対応しているとなおさらなんです・・・。

たとえば、「あなた」は1ヵ月に何回ぐらいCPAを対応しますか??

恐らく、5回も対応したら、「今月はめちゃくちゃ多かったな💦」

って思います。

救命士HARU
「あなた」も十分お分かりでしょうが、知識や技術を使わなかったら、低下していきます。

まれな事案ほど知識や技術を使うことがないので訓練が必要です。しかも、まれな事案ほど「重症感」があるのです。

まれなので、「訓練」で補うしかありません

訓練で特定行為の指示を聞きなれていれば、隊で共有ができます

隊で指示要請の共有ができていれば、「特定行為がマズい方向に行っているんじゃないの」って分かると思います。

この聞きなれていることが、ゆくゆくはとても大きな財産になります。

実は・・・、僕も、エルスタ東京で研修をしていた際に、夜な夜な特定行為の指示を覚えて、訓練に備えていました。

今思えば、救急隊員をしていた時から、頭に入れておけばよかったなって思います💦

なぜなら、最低限のこと(特定行為のテンプレート等)を学習しておけば、もっともっとエルスタで学習できていたと思うからです。

将来的な救命士の研修所を見据えて、指示要請の方法を頭に入れておきことをおススメします。

 

少し、余談ですが・・・。

エルスタ東京は、学習する環境が良すぎました。

日本最高峰だと思います。

救命士になりたいのであれば、絶対行った方がいいです✨

 

小まとめ

まれな救急事案ほど、重症感があり、対応に苦慮するため、「訓練」で知識、技術をたくわえて、事案に備えておきましょう!!

 

 

まとめ

まとめ

【救命士の事故!落し穴①】まずは確認!対象年齢「8歳以上」「心臓機能停止」

薬剤プロトコールの適応の判断で、傷病者接触時にまず、「8歳以上」「心臓機能停止」を確認しましょう

【救命士の事故!落し穴②】特定行為指示要請時は要点をまとめて、認識がずれないように。

特定行為の指示要請は

①自隊を伝える

②何の電話か

③傷病者の年齢性別

④傷病者の状態

⑤行いたい処置

というように要点をまとめて、指示医師と認識がすれないように伝えることが重要です。

【救命士の事故!落し穴③】アドレナリン投与の確認!「適応波形」

目撃なしの心静止は薬剤投与の適応外です。適応外だけ覚えておけば、頭の中が整理しやすいです。

【救命士が事故!落し穴④】落とし穴にはまらないために、定期的な訓練が必要です。

まれな救急事案ほど、重症感があり、対応に苦慮するため、「訓練」で知識、技術をたくわえて、事案に備えておきましょう!!

 

 

血小板ちゃん
特定行為の指示要請って、要点をまとめて伝えないと、指示を出す側、指示を受ける側ともにあいまいになって、状況を把握できなくなっちゃうね・・・。

 

HARU

そうなんだよね・・・。

今回の千葉市の件は詳しくは分からないけど、今回お伝えさせてもらったことは、事故の可能性を示させてもらったんだ。

特に、救命士が使用できるアドレナリンは、薬剤投与用とエピペン(傷病者が自己注射のため所持しているもの)があり、医師に勘違いを起こさせないように伝えることが重要だと思うよね。

 

血小板ちゃん
確かにそうだね。

今回の記事で、一人でも多くの救急隊員が勉強してくれて、「不幸な事故」が二度と起こらないようにしてくれたらって願っています。

いつも、いろいろ教えてくれてありがとう!!

これからもがんばっていってね!!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

僕は19歳で消防士になり、26歳でエルスタ東京へ、
そして最年少で救命士となりました。
研修前には救命士国家試験合格レベルで、
最高に充実したエルスタ生活を送りました。

ですが、
最初から勉強ができた方ではありません。
勉強は超苦手で、高校は実業高校なのにテストで赤点とってたくらいです。

お前には才能があったんだろ?とも言われます。

僕はもともと勉強が得意だったわけでもなければ、
暗記が得意だったわけでも、
ましてや仕事ができたわけでもありません。

そんな僕でも自信を得ることができて、
研修所入校前に救命士国家試験合格レベルになりました。
エルスタ生活にもとても良い影響をもたらしました。
結局、勉強方法を『知るかor知らないか』なんですよね。

どんな人でも研修所入校前に国家試験合格レベルになれます。

やり方さえ学んでいけば誰でも自信をもって救命士になれる。
僕、空飯がどのように救命士になったのかを下記の記事では公開してます。

 
研修所入校前に救命士国家試験合格レベルになった空飯のリアル物語

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【期間限定】ゴロ合わせ10版対応版プレゼント中!


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください