血液分布異常性ショックとは?特徴と症状、エピペンなどによる処置・治療を説明

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血液分布異常性ショックには神経原性ショック、敗血症性ショック、アナフィラキシーショックなどがあります。これらの特徴と症状、救命士による処置、治療を説明します。スポンサードリンク


出典 https://www.fdma.go.jp/emergency_rescue/kyukyu_kyujo_tuchi/2014/20140131-1.pdf

血液分布異常性ショックとは?

[faq_q color=”green”]血液分布異常性ショックとは?[/faq_q][faq_a]血管抵抗の減少が主因。血管の抵抗が減少することは、末梢血管の拡張を意味しており、末梢血管内容量(全体の血液量の約70%をプール)が増加した結果、相対的な血液量が不足に陥り、血圧低下、重要臓器の循環不全が出現する。[/faq_a]

血液分布異常性ショックにはどんな種類がある?

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  • 神経原性ショック
  • 敗血症性ショック
  • アナフィラキシーショック
[/check_list]

 

神経原性ショック

神経系の循環調節機能の破綻による血管抵抗の減少。

原因の例 脳幹損傷 脳血管障害 脊髄損傷など

敗血症性ショック

病原自体や病原体が生産する毒素への曝露により、サイトカインを中心とする炎症性メディエーターが産生される各種血管拡張物質の作用による血管抵抗減少。

アナフィラキシーショック

薬物や異種タンパクにより、肥満細胞からのヒスタミンをはじめとする各種メディエーター(ロイコトリエン PGなど)の放出が促され、上気道浮腫や血管透過性の亢進、末梢血管の拡張による血管抵抗の減少。

原因の例 ピーナッツアレルギー 蜂刺(1割がアナフィラキシーを起こす。特にお盆に多い)

アナフィラキシーショックのl特徴と症状

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  • 紅斑
  • 蕁麻疹
  • 掻痒感(皮膚 口腔 咽頭)
  • 鼻水
  • くしゃみ
  • 頻脈
  • 悪心
  • 嘔吐
[/check_list]

エピペンについて

適応は以下のすべてを満たすこと

[check_list image=”check1-gr”]
  • エピペンの処方を受け、所持している
  • 自己注射できない
  • 皮膚症状:全身性掻痒感 赤斑 蕁麻疹 血管浮腫
  • 呼吸器症状:明らかな鼻閉 喉頭・咽頭の掻痒感/絞扼感 嗄声 犬吠様咳そう 嚥下困難 喘鳴 チアノーゼ 呼吸停止
  • 循環器症状:血圧低下(通常の血圧より軽度低い場合も含める)
[/check_list]
  • 大腿の頭側1/3の側方と前面の間に打つ。
  • エピペンはグレードⅢからⅤで使用。
  • エピペンの2度打ち禁止。
エピペンの副作用
  • 血圧正常時に打つと超高血圧になる。
  • 打ってはいけないところに打つと壊死する。(例:指先に打ち血管収縮→結果壊死)

まとめ

血液分布異常性ショックは通常のショックと違い冷感がないことが多いのが特徴です。「冷感がない=ショックでない」と言いきれないのはこのためです。四肢が温かいショックもあり得ます。また、ショックの多くは頻脈を呈しますが、頸髄損傷などによる神経原性ショックは除脈を呈します。

いずれにせよ、全体的な判断がショックの鑑別には必要です。

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