金正男(キム・ジョンナム)遺体から猛毒VX検出と報道!救急隊の活動対応は?人類史上最強の化学物質の特性と症状と対応

こんにちは、空飯です。マレーシアのクアラルンプール国際航空で金正男氏(45)を殺害した毒の正体がVXガス」であると報道されました。

VXガスは人類が作った化学物質の中で最強と言われており、その毒性はサリンをはるかに凌ぎます。

今回、VXガスが遺体から検出されたことで、毒殺が確定しました。VXは簡単に調合できるものではなく、ある程度「化学兵器に対応できる施設」が必須です。
このことから、軍事施設の関与が疑われています。

さて、VXガスと言えば、オウム真理教の信者が注射器を使用し毒殺された事件がありました。日本でもVXガス事案が発生しないとは言い切れません。

この記事ではVXの特徴と症状、対応を記載します。

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VXガスとは?特徴

  • 性質  粘液性液体(ガスと言われているが実際は液体)
  • 色   琥珀色
  • 臭い  無味無臭
  • 毒性  サリンの100倍以上。毒性は似ており有機リン系神経毒
  • 揮発性 揮発性が低く、残留性が高い。散布から1週間程度は効果が継続
  • 溶解度 水に溶けにくい(水への溶解度は約3%)水だけでは除染できない
    化学洗浄が必要。
    ※サリンは溶けやすい
  • 歴史  1950年代初期にイギリスで合成された。日本ではオウムが使用。
  • 特徴  VXは全身に広がるまでに時間がかかるため、一定の潜伏期間あり(数分程度)。呼吸器からだけでなく、皮膚からも吸収されて毒性を発揮する。このためガスマスクだけでは防護できず、化学防護服が必要。木材や皮、布などに付着した場合には長期間毒性を維持する。除染せずにいると危険。

参考 ウィキペディア

ちなみに…
薬物・毒物の吸収速度 静脈注射>吸入>筋注>皮下注射>経口
         気体>液体>固体

VX被曝時に起こる症状

  • 突然発生する「意識障害」「けいれん発作」「心肺停止」
  • 目や鼻の症状はサリンと違い現れないといわれている。よって被曝しても気づきにくいのが特徴。

VX治療方法・特効薬

救急隊の対応


出典
http://www.tohatsu.co.jp/bousai/product/disasterprevention/tabid/230/pdid/2580400/Default.aspx

  • NBC災害対応が必要(特にC災害対応)
  • 化学防護服必須(皮膚から吸収する毒性かつ水で洗い流せない)
  • 除染所を設営(まずは汚染された衣服を脱がせる「乾的除染」皮膚に付着している場合などは次亜塩素酸(ハイター等)で除去)
  • 救急搬送の際、汚染・二次災害を防ぐために車内を事前にビニールシートなどで被う
  • 呼気やおう吐物にも注意し、十分に換気に努める

まとめ

前々から「XVガス」が殺害に使用されたのでは?と話題になっていました。

しかし、今回の報道で毒殺が確定、物質もXVガスであると特定されました。

XVガスの毒の特徴はサリンに似ていますが、より強力です。

特徴で水で除染しづらく、散布された場所に留まり易いのがさらにやっかいです。

被曝しても症状が出にくく、本人に気づかれにくのも毒殺に適しているように感じます。しかも無臭。

皮膚からも吸収されるので、いったん塗りこまれたりでもしたら気づかないうちにいきなり意識障害なんてことも…

調合には特別な知識と設備が必要ですからあまり起きないとは思いますが、その時はこの記事を参考にしてもらえたら幸いです。

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2/26追記

VX2という毒物を使用した可能性が指摘されています。

これは vx2 A剤とvx2 B剤を混ぜ合わせることで初めてVXガスとして効果が表れます。

このため女性2人が必要だったと考えられます。

今までの疑問が徐々に解明されてきています。

参考文献

 

 

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