気管挿管手技と適応。送挿成功コツは?食道挿管と片肺挿管の予防

救命士の行う気管挿管の実施要領の記事です。救命士が実際どのような手順で送挿を実施するのか、その際の確認呼称などを記載しています。それではどうぞ。

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挿管セット準備よし
人工呼吸中断  頭部位置交代
胸骨圧迫連続実施
周囲の状況よし
枕挿入  頭の下に枕が入ります  頭を反らせます
スニフィングポジションよし
口に指が入ります  開口よし
喉頭鏡  口の中に器具が入ります
右口角から挿入  舌圧排  声門確認  グレード1
チューブ  右口角介助  口にチューブが入ります 胸骨圧迫待て
先端声門通過 スタイレット抜去  更に挿入 リングマーク位置よし
胸骨圧迫再開
口から器具を抜きます
チューブ門歯位置22cm
カフエア注入  パイロットバルーン圧よし
バック接続
目視で換気の確認  胸骨圧迫待て
抵抗なし  胸部挙上よし  胸骨圧迫再開
次 聴診器で確認  心窩部から  胸骨圧迫待て
胃流入音なし  左 左よし  右 右よし
胸骨圧迫再開  非同期CPR
器具にて固定  カウント開始
酸素ラインの接続よし リザーバーの膨らみよし
チューブ内曇りよし
胸骨圧迫 速さよし 角度よし 深さ 圧迫解除よし
次 器具にて確認
エアウェイチェッカー 4秒以内再膨張よし
続いてイージーキャップ 紫から黄色に変色よし イージーキャップ離脱
枕離脱 頭が上がります 頭が下がります
バック接続
再固定 カウント開始
固定の状態よし  器具の位置24㎝
最終確認 左から  胸骨圧迫待て
左 左よし 右 右よし
胸骨圧迫再開  気管挿管処置完了

ワンポイントアドバイス

救命士の気管挿管ができる適応条件は「呼吸停止かつ心臓機能停止」です。食堂閉鎖式は呼吸停止のみで使用可能ですが、送挿は異なるということを肝に銘じてください。
さらに、状況から頚髄損傷が強く疑われる事例では後屈ができないため使用できません。

挿管で問題となる合併症はの最たるものは食道送管です。これを防止するためには聴診の徹底、エアウェイチェッカーの確認を形だけにしない、CO2センサー(カプノメーター)の使用が大切です。
他にも片肺挿管も問題です。チューブは入れなすぎることよりも入れすぎてしまうことのほうが多いです。よって、一方の主気管支(多くの場合は右の主気管支)に挿入された状態になると片肺挿管となってしまいます。これを防止するためには門歯の位置でチューブの位置を確認し、適切な深さの範囲(男性約20~24cm,女性約19~22cm)にあり,かつ呼吸音にも左右差がないことを確認することが大事です。口腔内からパイロットバルーンのチューブ分岐部が確認できれば少なくとも入れすぎではないのでこの確認も活用できます。

とにかく成功させるコツは声門をいかに見やすく確保するかです。しっかりとしたスニッフィングポジションを円座などを使用して実施する。喉頭鏡の電池はなるべく新しいものを使用する、コーマックグレードが2ならBURP法を活用するなどが必要です。

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